こんにちは、樋口です

引き続きついて書いていきます。

滞納督促の中で、家賃の支払いを念書などの書面で
約束することがあるかと思います。

「これで期限までの支払いは確約された、一安心」

と胸をなでおろしたのもつかの間、
期限が来ても支払いがないという
経験はないでしょうか。

実際のところ、こういった
書面の取り交わしが結果的に効力を
発しないケースは少なくありません。

では、滞納者は一体どんな心理で
この支払い念書に印鑑を押すのでしょうか?

数々の滞納者のカウンセリングをしていると、
こういった書面への捺印は、彼らにとって

「支払い督促の延期通知」
のように捉えられているようです。

つまり、この日までに
支払わなければ、という思いよりも、
この日までは次の督促を受けなくて済む
という発想になるのです。

これでは、本人の支払いの意思を
正常化できておらず、根本的な解決に繋がりません。