新入社員の配属先の希望が通るようになる時代になってきたのだと、時代の変化を感じました。
実はこれに関しては苦い思い出があります。
アメリカの大学在学中、春学期に一時帰国して
日本で就職活動に参加しました。
色々な企業様とご縁がありましたが
広告業界最大手の汐留のドンみたいなところに入社。
とにかく稼ぐぜ!みたいなマインドだったので
大して考えずに会社のネームバリューで入りました⇦
配属希望はマーケティングかプロモーション。
ただ、配属面談の時に「飲み会が少ない局がいい。」と言ってしまったが故に?
私が配属されたのは情報システム局。
システムのシの字も知らない私が
社内の基幹システムやら先輩が作った業務フローシステムみたいなのをいじらされ、システム会社との打ち合わせに出て、広告代理店に入社した意味?って?が300個くらい浮かぶような毎日でした。
局異動を狙うなら、3年後に難関のクリエイティブテストに合格しないと出られないと言われました。
一方、父が大手企業の役員だとかいう令嬢は、身体壊して局異動の願いが通って1年以内に異動。
体育会系の時代はずれな社風と社員のマインドも全く合わず、週末に罰ゲームの登山とか本当に意味がわからなかった
これなら、某大手化粧品メーカーのマーケティング職の内定受ければ良かった。そんな後悔ばかり。
しまいには心身のバランスを崩しました。
結果、適応障害という診断を受けて1年で退職することにしました。
とにかくここから出ないと自分がおかしくなる、と次の就職先も決まらないまま辞めました。
今考えれば、まともな判断力が無くなっていた。
大手企業の中で社員1人の声がこんなにも簡単にかき消されるのだと思ったら、存在価値も全部否定されたようで、私は使い捨ての働きアリのように扱われたく無いって思って、とにかくここを出ようという考えだけでした。
いつ考えても、私のキャリアにおいてプラスになったことがひとつも無い。
唯一なったものは会社の同期との出会いで、その後仕事で力になってもらったり融通利かせてもらえたり… 色々助けてもらえました🙏その点ほんと感謝してます。
その後は、英語を使った仕事をしたいという気持ちは変わらなかったので、通訳学校に通いながら社内通訳の仕事をするご縁に恵まれました。
その時声をかけてくれた会社の社長さんには頭が上がりません。感謝しています。
英語が第二言語の日本だからこそ、「芸」になりえる英語でわたしは身を救われました。
こんな経験からでも何かを得られるように考え方を変えるのが美徳なのでしょうが、
わたしにとっては人生一、無駄な時間でした。
それは言い切れます。
でも他責からは何も生まれないので
自分に何が変えられたかと言ったら、
やはり会社選びと自分の適性はもっとよく考えるべきだった。
会社に入る、ということより、自分の人生においてのゴールや目標から逆算して何が必要なのかもっと考えていたら、会社に入るだけでなくて、大学院で学ぶとか、海外に残って日系中小にでも入ってもプライベートは充実させるとか、放浪の旅に出て自分探しをするとか、できたはず。
20代は少し遠回りしても後でいくらでも巻き返せる。
そんなビッグピクチャーで自分のキャリアや人生を見れていたら、また違った選択をしていたのだろうなと思います。
時代が早く移り変わる今。
石の上にも3年ってなかなか時代遅れなこともあると思います。学んできたことを生かせる場があるなら、そこに配属すべき。
たしかに仕事は嫌なこともやらねばならないけど、自分にプラスにならないと分かってるならやめて違う世界に行ったほうが良い。
人生そんな無限に時間があるわけじゃないし。
私は大企業よりもベンチャーや小さな小山の大将をやってるほうが向いてるなとつくづく思います。
人に使われたり、決められたりするの大嫌い
そんなことを朝一で考えました