今日、久しぶりにパリ5区のサン・ミッシェルのセーヌ左岸沿いにある、
伝説の書店「シェイクスピア・アンド・カンパニー」に立ち寄りました。
ここは、アーネスト・へミングウェイ、スコット・フィッツェラルド、そしてジェームス・ジョイス等の
アメリカ・英国文芸作家がパリ滞在中に出入りし、多くの時間をここで過ごしたことで有名です。
ヘミングウェイの作品、「移動祝祭日」にも度々登場します。
伝説の書店となったもう1つの理由は、初代店主が経営していた時代、
第二次世界大戦期まで英国やアメリカで発禁となっていた書物を手に入れられたり、
出版出来ずにいたジョイスの「ユリシーズ」もここが最初の出版元となったことなど。
そして現在2代目の店主も引き続き無一文の書き手や若手作家に寝床を提供していて、
精力的に朗読会や作家を招いてフェスティバルを開催していることです。
ミーハーな私は、通い詰めていた作家らを想像し、またこの書店の歴史背景を思い出しながら、
感動に浸ってしまいました。
そしてまた読書意欲が沸いてくるのをひしひしと感じる。。。
欲しいと思った本を手に取り迷った挙句、英語で読みきるにはかなりの時間を要することから、
今回は潔くあきらめて、感動と意欲だけを持ち帰ることにしました。
毎日たくさんの観光客がここを訪れて、店前で写真撮影をしています。
書店の向かいはノートルダム寺院。
サン・ミッシェルは学生界隈なので専門書店が点在しています。