土曜日の朝にイボ焼き初体験したことを前の記事に書きました。



その夜にはグランプリファイナル男子ショートプログラムがありまして。
フィギュアスケート愛好者の私は大変な高揚を感じながら夜は更けて行ったのです。




そしていよいよクライマックス。
私の入浴時間がやってまいりました。
羽生選手のショパン バラードじゃありません。私の入浴が一番の山場です。私にとっては。



なぜなら

「今日は濡らさないでくださいね。明日から普通に洗顔、入浴はできます。」

さあどうする。
1日くらいお風呂に入らなくても良いのだけれど、次の日に用事があって出かけなければならない。

朝に入るか?。
いや、寒波到来中に朝の入浴なんて体調崩す予感しかしない。




よし、入ろう。
出来る。私ならなんとか出来る。




とりあえず濡れないようにカバーしなければ。
絆創膏を目尻に貼ってみた。



何このやんちゃ感。
一気にビーバップの世界じゃん。


私のイボがあごに出来ていたら、恐れ多くも中国杯での羽生選手のあの気迫の演技を思い出すような位置に絆創膏を貼る事が出来たのに。




そして私は気づいた。



目頭から水が入ってしまうと、まばたきした勢いで目尻に水は流れ込む。
無意味。



絆創膏をはがし。
考える。



そしてガーゼで顔面左半分を覆い、テーピングで押さえた。




嗚呼。これはあれだ。
まさにファントム。
私は左半分だけども。惜しい!















我が家の浴室にへっぽこファントムが現れた。






よし。
まずは顔が濡れないようにシャンプーせねば。




シャワーに手をかけた。
片目しか見えていないため距離感の目測を誤る。
シャワーヘッドが勢いよく浴室の床に落ちた為、けたたましい音が響く。




本当のオペラ座の怪人でファントムが落とすのはシャンデリアなのだが、へっぽこファントムはシャワーを落とす。








顔が濡れないように一生懸命上を向いた。





あれ、私なんかアレみたいじゃない?
なんか感動じゃない?





この体勢は完全に一致でしょ。






真央ちゃんと。

ラフマニノフピアノ協奏曲第2番が頭の中で鳴る。









首がもげるんじゃないかってくらい痛かったけど、ピアノ協奏曲第2番口ずさんで乗り越えた。





そして洗顔。


今度は体を可能な限り右に傾けて左目に水が流れないように踏ん張った。


ダメだ。
腰が悲鳴を上げはじめている。


ー傷口化膿したらどうしようー


明日立てなくても もう良い。
化膿の痛みと腰の痛みを天秤にかけたら化膿の痛みの恐怖が勝る。


だてに中学校からの腰痛持ちじゃないんだよ。
腰痛に関しては大体予想出来る。数々の修羅場をくぐり抜けてきただけに。


こわい。


こわい。


化膿から腐敗まで行ったらどうしよう。


あんなに濡らすなって言われたんだから、濡れたら何か起こるはず。


こわい。



根性で右に斜めったまま洗顔を終えた↗
齢35年。やれば出来る子と言われ続けた。
そのときが今やっと訪れた。

諦めない奇跡の自分が降臨した。




やれやれ。
脱衣場で着替えを終え。


ガーゼをはずしにかかる。





スロぉ~リぃ~♪


ジェントぅリ~♪











羽生選手のオペラ座のステップシークエンスの辺りで仮面外す振り付けあるんだけど、それっぽくガーゼはずしてみた。


羽生選手、そこは毎回口ずさんでるので私も歌ってみましたよ。


slowly,gently  night  unfuls  its  spendor…

までしか分かりませんけど。



おかげさまで濡れずに入浴終了。
完璧。






こうして私の1夜限りのへっぽこオペラ座の怪人は幕を閉じた。





イボの傷痕も順調に回復中。


アレルギーでゴリラになった皮膚炎も順調に回復中(笑)


今日は天気が良くて陽射しの照り返しが激しくて、グラサンしながら雪かき。
あやしすぎる。


車が通るたびに うつ向いて顔バレ回避してみた。
近所にバレて『あの家の嫁ちょっと変だよね』とか言われると後々面倒。




次から目出し帽にスキー用のUVゴーグルして完全に誰だか分からない状態で雪かきしようと心に決めた次第であります。