ブログネタ:遠足、どこ行った? 参加中遠足で海水浴場に行った。
秋田には「なべっこ遠足」ってものがありまして。
今もあるかは知りません。
あるかも知れないし、無いかも知れません。
必要か必要じゃ無いかと問われると、必要じゃありません。
声を大にして言いたい
必要無い。
そもそも遠足が嫌いだった。
野外でご飯を食べる事が苦手な私にとって、遠足は年に2回やってくる恐怖の行事だった。
春の遠足はバスで遠出。こっちはまだ我慢出来る。
問題は秋の遠足。
自分達で煮炊きして昼食を賄う。
コレが通称なべっこ遠足。
お弁当は母親が家の台所で調理するからまだマシ。
野外で調理した物を野外で食べる…お肌がチキンになりますのよ。
なべっこ遠足のたびに私は朝起きると泣いた。
没交渉になる事は分かっていたが、とりあえず泣いてみた。
母の怒鳴り声と、私の泣き叫ぶ声で遠足の朝の我が家のリビングは殺伐としていた。
朝っぱらから母と一戦交えた体力はすでに半減。
それなのに学校からなべっこ遠足会場となる海水浴場へと徒歩で向かうはめになる。
燃料、食材、調理道具を持って…。
これらの重さが、すでに半分しか残ってない私の体力を無慈悲に奪って行く。
車で行けばほんの10分の距離を、重い荷物を背負いながら1時間以上かけて歩く。
到着したら設営して調理。
秋の日本海なんてのは決まって風が強い。
砂が入る。
もう嫌だ。コレを私は食べるのか…。
考えただけで食べる前からお腹が痛くなって来る。
しかし私は見栄っぱりなため、人前では余裕ぶる。
全然美味しくない、むしろ人間が食べるような物ではない仕上がりの焼きそばをたいらげ、その後放心状態で後片付けをする。
そして帰り道も同じように持ってきた道具を背負い帰る。
食材がない分、往路よりは身軽だが体力はすでに限界。
HP0。ドラクエなら御臨終。
ドラクエなら棺に入っときゃ誰かが引っ張ってくれんのになあ…。
そんな不毛な事を考えながら足を引きずり歩く。
二度と来るもんか!強く心に刻み1歩1歩学校へと向かう。
学校へ着くと、一目散に帰宅する。
そして泣く。
なぜ私を遠足なんかに行かせたんだ!と泣く。
悔しくて悔しくて、遠足に行かせた家族が憎くて憎くて泣く。
家に居た祖母も遠足後に荒げるのは毎年の恒例行事なので、大して気にも止めず私を放置した。
夕飯どき、楽しそうに遠足であったことを話す弟。
ぼっこり泣き腫らした目で不機嫌丸出しの私。
この対照的な食卓風景も毎年の恒例行事。
大人になってふりかえると遠足は私にとって試練だったけど、親や家族にとっても試練だったな、と申し訳なく思う。
けど、
今なべっこ遠足に行けと言われたら、私はひっくり返って泣き叫ぶ自信がある。