先日の話なのですが
犬が脱走しました。

























首輪が経年劣化してしまい、その首輪がポロリした隙に逃げやがりました。



最初は外で姑がぎゃんぎゃん何か言ってるんだけど、いつもの事なので気にも止めずにいた。

狼少年のアレとちょっと似てて、姑は距離感とか場所とか時間とか考えずに、いつも全力を振り絞り音量MAXなので肝心なときに大きく叫んでも誰も気にも止めない。


今回は随分長いこと何かを話していたので、ひょいっと窓の外の様子を見てみた。


すると犬が隣の家の庭に逃走し、姑が必死の形相で犬の名前を呼んでいる。
なんだかその姿が妙に可笑しくて、座り込んで笑ってしまった。


とりあえず気が済むまで笑ったので、えらいこっちゃ!!と私も外に出た。


そして犬の名を呼んでみた。
名を呼ばれると、犬は振り返ってこちらを向く。
しかしまたすぐにちょこちょこ歩き出す。
そしてまた犬の名を呼ぶ。
犬、振り返る。

ちょっとしたダルマさんが転んだ状態を何度か繰り広げたものの、犬は『ちょいとそこまで♪』と言わんばかりに、田んぼの畦道をルンルンで走って行ってしまった。


支配からの卒業を果たした犬は教室の窓ガラスこそ割らなかったが、車道を我が物顔で駆け抜ける。




あんのバカ犬、調子さ乗りやがってぇ。




私は歯ぎしりしながら自転車にまたがった。

すると、そこに仕事から帰った舅参上。
こう言うときに男手があると心強い。

舅と私が自転車で捕獲に向かう事になった。


しかし
私がまたがっている電動自転車。
まさか還暦過ぎた初老男性にムリをさせる訳にも行かない。
電動自転車を舅に引き渡し、私はもう1台の半故障の自転車で捕獲に向かう事にした。

盗んだバイクで走り出すどころか、壊れた自転車で走り出すハメになってしまった。

犬の気を引くための犬用クッキーを積み準備万端、いざ出発!!!!






出発して7mくらいで、もう嫌になってしまった。





そもそも
私は猫派だ。猫が好きだと熱く語る夫を見て、この人と結婚したら猫が飼えるかも!と、結婚してみりゃ犬がいた。
とんでもねーバカ犬だ。
5年経っても私の顔を覚えられない。



あー、あの犬このまま帰って来なけりゃ猫飼えるかなー。


などと不謹慎な事ばかり考えてしまう。

やっと動物絶対にNGな実家から嫁に出たのに、現実はコレだもんなー。
汚いサンダル履いて、チェーンがガタガタいってる自転車に乗って犬追っかけてんだもんよ。


すでに数ヵ所、蚊に刺されている。
何周か近所を回ったが、犬は居ない。
一回家に戻る。


すると待っていた姑も嫌になってしまったらしく
『好きで出ていったんだから、車に轢かれて死んでも仕方ない。人様に噛みつかないかだけが心配』
車に轢かれても仕方ない発言まで飛び出し、私はまた探しに旅立った。



口では犬の名を呼んだが
相変わらず頭の中は猫でいっぱい。


好きな男の腕の中でも、違う男の夢を見る…そんなジュディ・オング精神に私は乗っ取られた。完全に。




数分後
支配からの卒業に飽きた犬がひょっこり戻って来たと、連絡が来る。




あっさり捜索終了。



帰ったらバカ犬水飲んでた。

もう…。





























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