vol.485

 

 

 

 

 

 

 

 

76歳の父親が44歳の

無職の長男を刺殺すると言う

事件があったそうです

 

 

そしてその父親が

元事務次官だと言う事で

大きく取り上げられていました

 

 

隣接の小学校で運動会が

行われていて

それがうるさいと

不機嫌になった長男を見て

 

 

川崎の事件のような事を

するんじゃないかと思い

犯行に至ったと言う事らしいです

 

 

 

 

長男は中二の時から

家庭内暴力が始まったと

言う事ですから

約30年間そういう状態で

暮らしていたんですね

 

 

そして一旦は

別に暮らしていたのに

5月下旬に帰りたいと言ってきて

また同居が始まったそうですから

 

 

本当に疲れちゃったんだなぁ

そして絶望してしまったんだなぁ

そう思いました

 

 

 

 

だけどそれでも川崎の事件が。。。

と、もっともらしい理由を付けてしまう

この父親が悲しいなと

思いました

 

 

親子関係って

自分が思っている以上に

その人の根本に

影響しています

 

 

だけどものすごく間違っているのが

 

 

子どもの言う事を聞いてやるとか

子どもの意志を尊重すると言う事が

良い事で

 

 

厳しくするのは愛情がないと

言う事じゃないかと思っている事です

 

 

だから厳しくしてしまった事で

後から自分を責めたりしてしまったり

しますよね

 

 

なんて自分はだめな親なんだろうって

 

 

でもこう思う時には

反応しているのは子どもの脳

なんですしょぼん

 

 

自分が子どもの頃に一瞬で帰って

自分がこうして貰いたかったという

感情に繋がってしまうから

 

 

悲しくなってしまうんです

 

 

だからそこを勘違いして

子どもを一番に考えて生活すると

いいのかと言うと

 

 

そこでも子どもの脳が

反応したりするんですよね

 

 

自分はこんな風には

して貰えなかった。。。と

 

 

 

 

 

だから一番は

自分の子どもの頃の

傷つきを

消しちゃう事なんです

 

 

これがね、おもしろいくらいに

こじ付けた妄想なんです

 

 

だって5歳か6歳くらいで

親とはこうあるべきだ、と

決めているんですから

 

 

ちゃんとしている訳がないんです

 

 

だけどその決めた事の

強制力は強大ですからね

 

 

あなたの考え方の基本に

なってしまうんです

 

 

 

 

 

このお父さんは岐阜県から

東大に進まれて官僚と言う

エリートコースですけど

 

 

相当頑張られたんだと思います

 

 

だけどきっと、もっと優しく

愛してくれている両親だったら。。。

 

 

そう思っていたんじゃないかと

思います

 

 

 

 

でも親が厳しく育ててくれたから

ちゃんと自立してその上

今の地位を築けたんですけどね

 

 

そしてそこには愛は

必ずありましたよ

 

 

だってこの子のためと思うから

厳しく出来るんですから

 

 

よそのお子さんに

本気で厳しくなんて出来ません

 

 

 

 

こんなに立派になられた人でさえ

そこにコントロールされて

 

 

44歳で無職の息子に

月30万円のネットゲーム代を

払い続けていたなんて

 

 

しかも76歳で暴力を受けながら。。。

 

 

きっとこの人の中で、長い間に

自分と息子の境界線が無くなって

しまっていたんでしょう

 

 

 

 

殺すべきは自分の中の

視野の狭いわがままな

 

 

親だったらこうするものだろう

 

 

そう言っている

子どもの自分だったのに

 

 

そうしたら成人した無職の息子を

いつまでも庇護しないとなんて

思わなかったのに

 

 

 

 

それよりもきっと

子どもが変わっていたはずです

 

 

この深い深い信じ込みを

もっと早くにお父さんが

ひっくり返す事が出来ていたら

 

 

そう思った事件でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最高の一日に音譜

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの問題を作っている原因を探して、とらわれている物の見方をひっくり返します。

自分では、もうどうにもならないと感じている方、何となく生きづらいと思っている方、
新しい視点から見てみると解決策が見えるかもしれません。

お問い合わせはこちらから