・球団戦力評について
 球団戦力評を毎日本当に少しずつ作ってます。
 シーズンは開幕してますが、基本的に昨年までのデータを基にしているので、今年の結果はほぼ反映していません。
 ほぼと書いたのは、無意識に反映させている部分もあるからかもしれないわけで、しかし意識的にはそうしていません。

 この時期の順位はほとんど関係ないとは言え、ちょっとそろそろ載せないとまずいなあと思ってます。
 でも時間がないんだよなあ。何とか頑張ります。
-------------------------------------------------------------- 
・スワローズについて
 日高の投球している姿を見たけど、フォームの軸が結構しっかりしていて、腕もコンパクトにまとまっていて、なるほど、抑えているわけだと思った。
 去年までの成績からすると全然予想できない活躍だけど、フォームを見ると納得できる。これを持続できるかどうか。
 ロッテの藤岡あたりは、絶対に途中で息切れしそうなフォームだし。
 自分の場合、選手一人一人をしっかり見ることは出来ないし、戦力評はどうしても昨年までの成績を基にせざるを得ない。そこが限界。
 今年初めての更新となります。
 今年も各球団の戦力を分析したいと思います。
 今年は例年と比べて、キャンプなどの情報をあまり見ずに臨むので、起用法などの予想に不安はありますが、これまでの実績などを基に決めていきたいと思います。
 分析には時間がかかるので、まだしばらく載せることはないと思います。

 昨年はここはほぼ放置の状態だったので、今年はもう少し何か書いていきたいなあとも思っていますが、どうなるかわかりません。

 まあ、テレビとかネットでチラチラと楽しんでいる一野球ファンでしかないので、あまり書くこともないんですよね(笑

 シーズンも終わり、リーグ戦の順位も確定したので反省をしてみたい。
 では言い訳開始。

 シーズンが始まる前の順位予想は下記の通り。

・セ・リーグ
1位・阪神タイガース
2位・読売ジャイアンツ
3位・中日ドラゴンズ
4位・ヤクルトスワローズ
5位・広島東洋カープ
6位・横浜ベイスターズ

 で、結果。
1位・中日ドラゴンズ
2位・ヤクルトスワローズ
3位・読売ジャイアンツ
4位・阪神タイガース
5位・広島東洋カープ
6位・横浜ベイスターズ

 5位・6位は当たったが、上位4チームはシーズン終盤まで真逆の形だった。最後の最後にスワローズが中日に抜かされて、もう一つ捻った形で間違ってしまった。
 で、なぜ外れたのかを考えてみたい。
 二つ理由が考えられる。一つには、統一球の影響をあまり考慮しなかったことがある。そしてもう一つは、セ・リーグとパ・リーグで多少評価する過程を変えたことだ。
 パ・リーグに関しては全球団を野手、投手などごとに横断的に、ある程度の基準を設けて評価したが、セ・リーグに関しては一球団ごとに、基準もやや曖昧に評価していた。
 そして統一球に関しても、実際始まってみないとどうなるかわからないということや、投手・野手共にリスクがあるのでは、と考えたこともあり、あまり順位予想に加味しなかった。
 以上のこと以外にも、不確定要素が影響したことは十分考えられる。しかし自分で予想できる範囲内では、上記のことが予想を外した原因の大きな要因だろう。

 下位に沈んだ2チームは総合的なチームの体力が不足していたのが原因だろう。
 その他4チームではタイガースやジャイアンツと言った、より打力に頼ったチームが下位に沈み、ドラゴンズやスワローズと言ったバランスの良いチームが上位に入った。ドラゴンズは最初打線の不振で苦しんだが、最後は経験と落合監督の退任という発憤材料で優勝したように思える。
 スワローズは故障者が続出した不運な面もあるが、それをカバーできなかったという点で、経験や層の薄さがあったのだろう。終盤は打線も失速した。
 不思議なのがタイガースで、投手力も打線も、決してジャイアンツに負けているとは思わないのだが、Bクラスに終わった。これはやはり、監督に問題があるのかもしれない。ここは落合監督の采配と違うところである。

・パ・リーグ(シーズン前の予想)
1位・福岡ソフトバンクホークス
2位・埼玉西武ライオンズ
3位・北海道日本ハムファイターズ
4位・オリックスバファローズ
5位・東北楽天ゴールデンイーグルス
6位・千葉ロッテマリーンズ

 で、実際の順位。
1位・福岡ソフトバンクホークス
2位・北海道日本ハムファイターズ
3位・埼玉西武ライオンズ
4位・オリックスバファローズ
5位・東北楽天ゴールデンイーグルス
6位・千葉ロッテマリーンズ

 パ・リーグに関しては2位と3位が反対になっただけで、あとは当てることが出来た。
 こちらは個人的にはかなり満足している。
 やはり顕著なのが、ライオンズの前半の低迷。このチームも打線に頼ったチームだった。統一球に野手が苦しむのは他のチームも一緒である。ただ、他のチームが打線の低迷を投手力でカバーしていたのが、元々脆弱なライオンズ投手陣はカバーしきれなかったということが低迷の要因だったろう。後半になって打線が爆発し、投手も多少持ち直したと言うこともあり、3位に滑り込んだ。
 オリックスはかなりチームの形は出来てきたと思う。あとは打力だろう。シーズン前から打点能力の不足は懸念材料だったが、そこが埋まればAクラスもかなり現実的だと思う。
 楽天とロッテに関しては、正直この順位でいいのかと予想したときには思ったが、戦力だけで考えるとそうせざるをえなかった。結果的に的中したわけだ。
 野村克也さんの著書に、星野仙一における故・島野育夫の重要性が記されていたが、その相棒を亡くした星野監督の下で、なかなか楽天は勝てなかった。こうなると単純に戦力の強化で勝つしかない。
 ロッテに関しては、シーズン前に懸念した打点能力不足が大きく影響した。健闘した投手陣を助けられなかったことが痛かった。
 
 セリーグは40点、パリーグは90点としたい。甘いだろうか?

・ヤクルト鬼崎と西武小野寺の交換トレード

 スワローズは現在セットアッパーの松岡が2軍、押本は大事なところで打たれる面があり、結果を出していたバーネットは身内の不幸で帰国中。それ以外の面子も実績に乏しく信頼できない面があるため、セットアッパー的役割として小野寺を獲得したのだろう。

 ただ小野寺は西武では比較的安定した実績の持ち主だが、セットアッパーとして期待できるような成績ではなかった。2軍で一場が結果を出しているから、彼なんかも見ても良いと思うが。

 大沼よりは期待できそうか。

 一方ショートに関しては川端、川島慶、森岡、荒木、藤本といて、若手のホープとして山田がいる。内野の各ポジションを見ても、若干過剰気味だったので、この度川端や川島が怪我をしているとは言え、影響は限定的と言えそう。

 鬼崎の場合、守備と、その陽性と言われる性格がチームからなくなるのは寂しいが、他球団での活躍を期待したい。梶本もオリックスで結果を出している。


 西武にとっては手薄なショートの補強と言うことか。この度阪神とのトレードで黒瀬を放出したし、各ポジションを守れて、安定感がある守備、というのは魅力なのかもしれない。バリバリの戦力と言うよりは、バックアップとしての安心感だろう。


・西武の黒瀬と阪神の江草が交換トレード

 西武としてはリリーフの強化がここ数年来の課題だと思うが、毎年着実に底上げをしている。で、今回も江草を獲得した。その一方で小野寺を放出したわけだが、ぼんやりした成績の小野寺よりも、高い次元で安定感のある江草でいいや、と言うことか。

 しかしこんなトレードあるか? 野手と投手という違いこそあれ、実績の差が全然違うわけだ。傍から見ていると、西武が丸儲けしたような印象さえある。

 阪神は内野手に故障者が多く、緊急補強というわけだが、西武に足下を見られたような人選だ。まあもっとも、トレード後にどう結果を出すかはわからないわけだが。

 阪神の場合、リリーフの層が比較的厚いと言うこともある。先発もとりあえず数は揃っているし、小嶋や榎田が出てきたと言うこともある。将来的に彼らを先発に回したとしても、大丈夫だろう、と言う判断か。


・横浜が新外国人2選手と中村紀を獲得

 ランドルフは過去に雇用していた。勝手知ったる選手だし、活躍は限定的かもしれないが、使い方次第ではまずまずかもしれない。もう一人についてはノーコメント。年俸先発に四苦八苦しているので、穴埋めできるだろうか。

 中村紀はどういう起用だろうか。交流戦ではDHもあるが、シーズン中ではファースト、サードがメインになるだろう。村田に替えるとは思えないし、ハーパーとの併用と言うことか、あるいは代打?

 両外国人は低い年俸で雇っているし、結果を出してくれればラッキー、と言った感じか?

 本当に応急処置という感じ。

・2011年の順位予想。


 今年は各球団が各順位になる確率を記していこうかと思ったんだけど、面倒臭いし疲れるので従来通りの順位予想にした。

 今年の順位予想で難しいのは、統一球の影響がどの程度響いてくるのか、ということだ。3時間30分の時間制限は影響力としては限定的だろうし、シーズンの過密日程に関しては層の厚さが影響してくると予測できるのだけど、統一球に関してはちょっと予測できない。

 単純に長打力を売りにするチームに不利になるとも言いにくいし、投手が恩恵を得やすいとも言いにくい。生半可な選手の長打が消えて、本当に力のある打者の長打が残るのかもしれないし、そうなると良い選手を揃えているチームの影響は比較的低いのかもしれない。投手は投球の質が変わってくるため、フォームや掌との相性次第で勢力図が変わってくるのかもしれない。故障のリスクも考えられる。

 結局のところ始まってみないとわからないので、あくまでも昨年までの印象を基に決めてみたい。


・セントラルリーグ


1位・阪神タイガース

2位・読売ジャイアンツ

3位・中日ドラゴンズ

4位・東京ヤクルトスワローズ

5位・広島東洋カープ

6位・横浜ベイスターズ


 1位は阪神タイガース。先発に確固たる選手が少ないことが気になったが、頭数は揃っているし、離脱した際に穴を埋められる選手も抱えている。何よりリリーフと打線が強力で、先発不足の穴を埋められるのでは。

 2位はジャイアンツ。こちらも先発が頼りない点がネックで大いに順位に悩んだが、阪神同様に打線とリリーフでカバーできるかと。ただし、阪神よりも層は若干薄いと思う。

 3位は中日。投打共に一応数は揃っている。

 4位はヤクルト。先発は6球団で一番豊富だが、野手とリリーフの層が薄い。

 5位は広島。特に野手が迫力不足。

 6位は横浜。層は厚くなってきているが、質がまだ信頼には至らない。


 スワローズファンとしては何とかヤクルトをAクラスに入れたかったが、どうも、リリーフと野手の不安が拭えず4位に。良い意味で期待を裏切って欲しい。

 戦力としては、阪神とジャイアンツが競っている。スワローズと中日も近い。ただ中日は戦術、戦略で実際以上に勝ったりもするからわからない。

 広島は破壊力のない打線がどう転ぶか。投手力も不確定要素。場合によっては横浜が、久し振りに最下位を脱出するかもしれない。

-----------------------------

・パシフィックリーグ


1位・福岡ソフトバンクホークス

2位・埼玉西武ライオンズ

3位・北海道日本ハムファイターズ

4位・オリックス・バファローズ

5位・東北楽天ゴールデンイーグルス

6位・千葉ロッテマリーンズ


 1位はソフトバンク。先発が若干不安だが、一応揃っているし、リリーフ、打線で補えるかなと感じる。

 2位は西武。先発と野手が揃っていて、リリーフも以前に比べれば揃ってきている。

 3位は日本ハム。先発、リリーフとも、若干心許ない。それを補う打線も破壊力に欠ける面がある。

 4位はオリックス。リリーフの層は厚いが、先発、野手が心配。

 5位は楽天。野手も投手もかなり補強は成されている。が、まだ若干、層の厚さや信頼にかける。

 6位はロッテ。リリーフの層が薄い。先発は一応揃っているが、信頼感に欠ける。野手が補えるか。


 ソフトバンクと西武は現状では別格。おそらくAクラスには入ってくるだろうと思う。

 3位以下は一応順位はつけたが、差はあまりないと考えて良い。

・福岡ソフトバンクホークスの2011年シーズン前球団戦力評。


 昨年は、投打共にバランスが割と良いと感じたが、戦力層が薄いと感じた。特に野手においては主力に怪我がちの選手が多く、彼らが離脱したときに補える選手が少ないと思った。実際シーズン中は破壊力不足に悩む場面も見られたが、6球団中唯一はっきりしていた勝ちパターンの厚みが更に増し、リリーフ力で勝ちを拾っていた。


・投手


 10点満点で評価する。
 合計して、規定人数分で割り、平均を出す。
 評価に関してはこれまでの実績や年齢などを踏まえ、独断と偏見で決定する。
 出場選手登録が28人。ベンチ入りが25人。ベンチ外の3人は先発として、野手16人前後、投手12人前後だろうか。投手については、今回は12人制で考えてみる。
 規定人数は先発投手が6人。リリーフも6人。バックアップは規定人数を設けない。
 勝ちパターンは抑えとセットアッパーのこと。抑えは試合を締めくくる役割。セットアッパーは競った試合を維持する役割。勝ちリリーフはセットアッパーに次ぐ投手。繋ぎリリーフはロングリリーフ、敗戦処理、試合維持などの雑務が役割。バックアップは支障が出たときの入れ替え要因。
 先発はエース、軸ローテ、脇ローテに別れる。
 エースとは年間通して投げ、二桁勝利、そして大きな貯金を期待できる投手。ここぞという試合を取る際に重要な戦力となる。数年分の実績や、精神的な影響力の発揮などを満たして初めて得られる。
 軸ローテはほぼ年間通して投げることが期待でき、二桁前後の勝利を得られそうな投手。脇ローテはシーズンの半分、またはそれ以上投げることが期待でき、5勝以上、10勝未満ほどが見込めそうな投手。


・リリーフ(勝ちパターン10~8,勝ちリリーフ7~5,繋ぎリリーフ4~1)
→馬原(10点)、ファルケンボーグ(9点)、甲藤(6点)、森福(5点)、金澤(4点)、藤田(2点)


・バックアップ
→久米(3点)、藤岡(3点)、神内(3点)、大場(2点)、陽(2点)、金(2点)、小椋(1点)、高橋秀(1点)、川原(1点)


・先発(エース10~9,軸ローテ8~5,脇ローテ4~1)
→杉内(10点)、和田(9点)、ホールトン(5点)、摂津(4点)、大隣(4点)、藤岡(2点)


・バックアップ
→新垣(3点)、レルー(2点)、山田(2点)、神内(2点)、陽(2点)、大場(1点)、高橋秀(1点)、小椋(1点)


(リリーフ平均6点)

(リリーフバックアップ9人合計18点・平均2点)
(先発平均5.66点)
(先発バックアップ8人合計14点・平均1.75点)


※コメント
 馬原は毎年抜群の成績。ファルケンボーグも2年続けて結果を出した。甲藤と森福が昨年に続いて結果を出せるかどうか。金澤、藤田、久米等もがんばりたい。
 先発では杉内が10点満点。和田は若干もの足りず9点だが、エース格。ホールトンが一昨年浪の力を出せるか、摂津が先発でも力を発揮できるかどうか。大隣は不安定だが、ローテはある程度回せそう。谷間を埋める程度の戦力はあるが、新垣の復活が望まれる。


・投手総括
 投手力は6球団の中でも上位に入りそうな陣容。先発投手の頭数が足りない点が大きな問題だが、摂津を転向させることで厚みを増した。それによってリリーフの層が薄くなったわけで、そこが心配。甲藤以下、まだ評価が定まっていない選手達が定着するのかどうか。先発に回った摂津がきちんと結果を出せるのかどうか。この摂津の先発転向が良い方に転ぶか悪い方に転ぶかの一つの分水嶺になるかもしれない。 

----------------------------------------------------
・野手


 野手は16人体制。
 セ・リーグはスタメン8人、控え8人。パ・リーグはスタメン9人、控え7人。バックアップは限度無し。
 10点満点で評価する。
 レギュラーとはほぼ年間通して試合に出続ける選手。
 イレギュラーは出場機会が限られる選手。
 点数横にはその選手のタイプを記す。繋は出塁や進塁打など繋ぎの能力を表し、打は打点能力を表す。打点能力とは主に長打などによって打点を稼ぐ力である。打線のバランスを見極めることにも使う。


・スタメン(レギュラー10~6,イレギュラー5~1)
1(遊)・川崎(10点)(繋8打2)
2(二)・本多(8点)(繋5打3)
3(左)・内川(8点)(繋3打5)
4(指)・カブレラ(8点)(繋2打6)
5(右)・多村(7点)(繋3打4)
6(三)・松田(5点)(繋1打4)
7(一)・小久保(6点)(繋2打4)
8(捕)・細川(6点)(繋2打4)
9(中)・長谷川(6点)(繋5打1)


・控え(7人)
(捕)田上(4点)、山崎(3点)
(内)オーティズ(5点)、明石(3点)、森本(3点)
(外)松中(5点)、城所(3点)


・バックアップ
→柴原(3点)、高谷(2点)、福田(2点)、江川(2点)、小斉(2点)、李(1点)、仲澤(1点)


(スタメン合計64点・平均7.11点)
(控え合計26点・平均3.71点)
(バックアップ7人合計13点・平均1.85点)


※コメント
 川崎はほぼ毎年安定して良い成績。本多もあとは率を安定させたい。内川は今年の活躍次第で不動の評価になりそう。カブレラはここのところ欠場もちらほらと見られる。どの程度安定して出られるか。多村、松田は怪我を防げるかどうか。小久保は少なくとも現状維持を目指したい。長谷川は率を残せるか。控えではオーティズがスタメンでも問題ない。松中が限られた出場機会の中で結果を出せるかどうか。


・野手総括
 昨年の反省からか、打点能力のある中軸選手を獲得して、野手の層はグッと厚くなった。控えにもオーティズや松中等が控えているし、誰かが怪我で抜けても対応できる。むしろ繋ぎ役がスタメンオーダーから少なくなってきている印象で、繋がりを多少心配するが、全体的には怖い打線だろう。
 控えには守備や走塁に秀でた選手もいるし、全体としてのバランスは良いのではないか。

-----------------------------------------------------
・福岡ソフトバンクホークスの可能性


 投手の問題は配置転換で、野手は大型補強でカバー。昨年の問題点を一応は補った形だ。うまくはまれば今年も優勝争いは間違いないのではないかと思う。
 ただし、先発投手がなかなか育たない部分や、高齢の選手が目立つ野手など、今後に向けて改善していかなければいけない点も見られる。衰えから来る不振、引退や、FAでの流出を考えると、早めに手を打ちたい。もっとも、資金力があるから、いざとなれば大型補強で何とかなるのだが。育てようにも、隙間があまりない事情もあるし。

・埼玉西武ライオンズの2011年シーズン前球団戦力評


 昨年は3位に予想。2位までは現実的だが、投手力に不安があり、投壊になればBクラスも、という感じの予想だった。投手に関しては補強したシコースキーを筆頭に、抱えていた戦力が結果を出した。打者も、中心選手と控えの選手が組み合って、離脱した選手の穴を埋めていた。


・投手


 10点満点で評価する。
 合計して、規定人数分で割り、平均を出す。
 評価に関してはこれまでの実績や年齢などを踏まえ、独断と偏見で決定する。
 出場選手登録が28人。ベンチ入りが25人。ベンチ外の3人は先発として、野手16人前後、投手12人前後だろうか。投手については、今回は12人制で考えてみる。
 規定人数は先発投手が6人。リリーフも6人。バックアップは規定人数を設けない。
 勝ちパターンは抑えとセットアッパーのこと。抑えは試合を締めくくる役割。セットアッパーは競った試合を維持する役割。勝ちリリーフはセットアッパーに次ぐ投手。繋ぎリリーフはロングリリーフ、敗戦処理、試合維持などの雑務が役割。バックアップは支障が出たときの入れ替え要因。
 先発はエース、軸ローテ、脇ローテに別れる。
 エースとは年間通して投げ、二桁勝利、そして大きな貯金を期待できる投手。ここぞという試合を取る際に重要な戦力となる。数年分の実績や、精神的な影響力の発揮などを満たして初めて得られる。
 軸ローテはほぼ年間通して投げることが期待でき、二桁前後の勝利を得られそうな投手。脇ローテはシーズンの半分、またはそれ以上投げることが期待でき、5勝以上、10勝未満ほどが見込めそうな投手。


・リリーフ(勝ちパターン10~8,勝ちリリーフ7~5,繋ぎリリーフ4~1)
→シコースキー(9点)、小野寺(6点)、藤田(4点)、坂元(4点)、星野(4点)、長田(3点)


・バックアップ
→大石(3点)、雄星(3点)、岩崎(2点)、武隈(2点)、岡本篤(2点)、松永(2点)、グラマン(2点)、牧田
(1点)


・先発(エース10~9,軸ローテ8~5,脇ローテ4~1)
→涌井(9点)、岸(9点)、帆足(7点)、石井一(5点)、ミンチェ(3点)、平野(2点)


・バックアップ
→雄星(2点)、大石(2点)、野上(2点)、西口(2点)、木村(1点)


(リリーフ平均5点)

(リリーフバックアップ8人合計17点・平均2.12点)
(先発平均5.83点)
(先発バックアップ5人合計9点・平均1.8点)


※コメント
 シコースキーは日本での実績が素晴らしい。抑えとして安定して結果を残せるか。小野寺、藤田、坂元はもう一段階上に行きたい。星野はワンポイント以上になりたい。大石は個人的にはチーム事情も含めてリリーフとして期待したい。グラマンが復活なるか?
 先発では涌井、岸がエース格。帆足、石井一が軸。石井一が右肩下がりなのが気になる。ミンチェは限定的な活躍か。雄星、平野の飛躍に期待したい。


・投手総括
 先発でローテを回せる投手が4人いて、実は結構厚みがある。ミンチェや西口で穴を埋めつつ、雄星、平野、大石あたりに先発として伸びて欲しいところ。もちろんそれ以外の投手が出てきてもいい。4枚は固定できるので、残り2枠は少し我慢しながらでも起用する余裕はある。ただ控えは薄いので、主力が怪我をすると苦しくはなる。
 リリーフでは、シコースキー・藤田と、外部から補強した選手が重要な戦力になっている。今年も坂元をトレードで補強。ただ放出したのは大沼だから、大差はないような気もするが。着実にリリーフの層も厚みを増してきている。ここに大石が入ったり、グラマンが復活したりすれば、今まで弱いと思っていた西武の投手陣の評価を見直さなければいけない。
--------------------------------------------------------
・野手


 野手は16人体制。
 セ・リーグはスタメン8人、控え8人。パ・リーグはスタメン9人、控え7人。バックアップは限度無し。
 10点満点で評価する。
 レギュラーとはほぼ年間通して試合に出続ける選手。
 イレギュラーは出場機会が限られる選手。
 点数横にはその選手のタイプを記す。繋は出塁や進塁打など繋ぎの能力を表し、打は打点能力を表す。打点能力とは主に長打などによって打点を稼ぐ力である。打線のバランスを見極めることにも使う。


・スタメン(レギュラー10~6,イレギュラー5~1)
1(二)・片岡(8点)(繋5打3)
2(中)・栗山(7点)(繋3打4)
3(遊)・中島(10点)(繋3打7)
4(三)・中村(7点)(繋1打6)
5(一)・フェルナンデス(7点)(繋2打5)
6(左)・GG佐藤(7点)(繋3打4)
7(指)・ブラウン(5点)(繋1打4)
8(捕)・銀仁朗(3点)(繋2打1)
9(右)・佐藤(4点)(繋3打1)


・控え(7人)
(捕)上本(3点)、野田(2点)
(内)石井義(5点)、阿部(4点)、浅村(2点)
(外)高山(4点)、星(2点)


・バックアップ
→後藤(4点)、平尾(4点)、原(3点)、大﨑(3点)、大島(3点)、米野(2点)、黒瀬(2点)


(スタメン合計58点・平均6.4点)
(控え合計22点・平均3.14点)
(バックアップ7人合計21点・平均3点)


※コメント
 片岡、栗山はやや波がある。中島は申し分ない。中村は今年は率を伴えるか。フェルナンデスとGG佐藤は比較的安定しているが、若干不安。ブラウンは2年目で対応力を見せたい。佐藤は不安定。銀仁朗は細川の後を担えるか。
 上本は打力でアピール。野田はインサイドワークでアピールしたい。石井義は毎年仕事をしている。浅村が期待に応えられるか。高山は昨年並みに活躍できるかどうか。黒瀬なども一軍を狙いたい。 


・野手総括
 6番までは実績のあるメンバーが並ぶ。ブラウンは粗いが、下位の主砲としてはありか。控えやバックアップにはまずまずの実績の選手達がおり、故障や不振にある程度対応は可能と見る。ただし、細川の抜けた捕手に関しては何とも言えない。リードに関してはわからないが、打力のある上本と成長株の銀仁朗を軸に、経験のある野田や米野で様子を見たい。
 フェルナンデスが昨季加入し、打点能力は上がった。打力に関しては問題ない。黙っていてもある程度取ってくれそう。
-----------------------------------------------------
・埼玉西武ライオンズの可能性


 ここ数年来の弱点だった投手力だが、年々改善されてきていると感じる。今年、大石と雄星が何らかの役割で結果を出すことができれば、元々強い打力と相まってかなり戦力として怖さが出て来る。
 ただし、中島がおそらく今季終了後に海外へ行きそうだし、今後の選手の入れ替わりを考えての起用も求められる。
 今年のことだけ考えて戦うのならば、優勝争いには十分絡めるだろうと思う。それだけの戦力はある。問題は今後のことを見据えて、どう新たな戦力を育てていくかだ。

・千葉ロッテマリーンズの2011年シーズン前球団戦力評


 昨年は、投手は層が薄く、野手は不確定要素が高いと感じた。全体的に予想しづらく、その時点での戦力層だけを見た場合は下位だが、上手く力を出せば上位にも行けるとした。結果的には3位へ滑り込み、クライマックスシリーズから日本シリーズへ。日本一に輝いた。


・投手


 10点満点で評価する。
 合計して、規定人数分で割り、平均を出す。
 評価に関してはこれまでの実績や年齢などを踏まえ、独断と偏見で決定する。
 出場選手登録が28人。ベンチ入りが25人。ベンチ外の3人は先発として、野手16人前後、投手12人前後だろうか。投手については、今回は12人制で考えてみる。
 規定人数は先発投手が6人。リリーフも6人。バックアップは規定人数を設けない。
 勝ちパターンは抑えとセットアッパーのこと。抑えは試合を締めくくる役割。セットアッパーは競った試合を維持する役割。勝ちリリーフはセットアッパーに次ぐ投手。繋ぎリリーフはロングリリーフ、敗戦処理、試合維持などの雑務が役割。バックアップは支障が出たときの入れ替え要因。
 先発はエース、軸ローテ、脇ローテに別れる。
 エースとは年間通して投げ、二桁勝利、そして大きな貯金を期待できる投手。ここぞという試合を取る際に重要な戦力となる。数年分の実績や、精神的な影響力の発揮などを満たして初めて得られる。
 軸ローテはほぼ年間通して投げることが期待でき、二桁前後の勝利を得られそうな投手。脇ローテはシーズンの半分、またはそれ以上投げることが期待でき、5勝以上、10勝未満ほどが見込めそうな投手。


・リリーフ(勝ちパターン10~8,勝ちリリーフ7~5,繋ぎリリーフ4~1)
→薮田(8点)、荻野(7点)、伊藤(6点)、内(3点)、古谷(3点)、ロサ(2点)


・バックアップ
→上野(2点)、マクローリー(2点)、秋親(2点)、植松(2点)、山本徹(2点)、南(1点)、坪井(1点)、小林(1点)、那須野(1点)、橋本(1点)


・先発(エース10~9,軸ローテ8~5,脇ローテ4~1)
→成瀬(8点)、渡辺俊(5点)、マーフィー(5点)、小野(4点)、唐川(4点)、大嶺(3点)


・バックアップ
→吉見(3点)、ペン(2点)、川越(1点)、那須野(1点)、南昌輝(1点)、木村(1点)、香月(1点)、光原(1点)、植松(1点)


(リリーフ平均4.83点

(リリーフバックアップ10人合計15点・平均1.5点)
(先発平均4.83点)
(先発バックアップ9人合計点・平均1.33点)


※コメント
 日本球界復帰の昨年も活躍した薮田は勝ちパターン。荻野は怪我の影響が心配。伊藤はもう一段階信頼感を得たい。若手から中堅、あるいは外国人の中から誰かリリーフとして定着したい。
 先発では成瀬がエースまであと一歩。渡辺は成績に波があり、防御率もいまいち。マーフィーは続けて活躍できるか? 小野はミスター脇ローテ。毎年安定している。唐川と大嶺は今年こそ飛躍したい。
 吉見は谷間や期間限定での活躍か。ペンが食い込みたい。


・投手総括
 勝ちパターンと言えるのは薮田だけ。荻野も怪我の影響がどの程度あるのか、という点が心配であり、勝ちリリーフも数が少ない。現状リリーフの層はかなり薄く、現有戦力の伸びや、外国人の補強などで対応しない限り、かなり苦しい。
 先発に関して、勝ちを計算できるのは成瀬のみ。ただ、渡辺、マーフィー、小野など、一応ローテを回せる面子はいるし、唐川も怪我さえなければ充分軸となり得るため、それほど悲観しなくても良いかもしれない。むしろ、頭数だけならば、他球団と比較しても良い方かもしれない。
 しかし、控えの層がかなり薄いため、主要なメンバーの誰かが抜けることになると、苦しくなる。場合によっては、リリーフの層を厚くするために先発から引き抜きがあるかもしれず、佳境に入るとやり繰りに苦しむ可能性もある。

-----------------------------------------------
・野手


 野手は16人体制。
 セ・リーグはスタメン8人、控え8人。パ・リーグはスタメン9人、控え7人。バックアップは限度無し。
 10点満点で評価する。
 レギュラーとはほぼ年間通して試合に出続ける選手。
 イレギュラーは出場機会が限られる選手。
 点数横にはその選手のタイプを記す。繋は出塁や進塁打など繋ぎの能力を表し、打は打点能力を表す。打点能力とは主に長打などによって打点を稼ぐ力である。打線のバランスを見極めることにも使う。


・スタメン(レギュラー10~6,イレギュラー5~1)
1(遊)・荻野貴(4点)(繋2打2)
2(中)・清田(4点)(繋2打2)
3(二)・井口(8点)(繋4打4)
4(一)・金泰均(7点)(繋2打5)
5(指)・福浦(6点)(繋3打3)
6(三)・今江(7点)(繋3打4)
7(左)・大松(7点)(繋3打4)
8(捕)・里崎(6点)(繋3打3)
9(右)・サブロー(7点)(繋3打4)


・控え(7人)
(捕)的場(3点)、田中(2点)
(内)高口(3点)、今岡(2点)、細谷(2点)
(外)伊志嶺(2点)、神戸(1点)


・バックアップ
→塀内(3点)、根本(2点)、青野(2点)、竹原(2点)、角中(1点)、小池(1点)、岡田(1点)

(スタメン合計56点・平均6.2点)
(控え合計15点・平均2.14点)
(バックアップ7人合計点・平均1.71点)


※コメント
 荻野貴と清田はまだ信頼に足らない。今年の活躍次第。金泰均も、シーズン通して安定した結果を残したい。福浦は不振から久々に脱却した。今江は安定感を、大松はもう一つレベルアップしたい。
 控え、バックアップ共に小粒の選手が多く、細かな働きはできるが、少々物足りない。


・野手総括
 西岡の抜けた穴が大きい。昨年活躍した荻野貴と清田が、今年どの程度結果を残せるのか、特に荻野貴は怪我からの復帰と言うこともあり、懸念材料。とても大雑把に言ってしまえば、今年のロッテ打線はこの二人の活躍如何にかかっていると言っても良いかもしれない。
 打線に関して言えば、良くも悪くも平均的。破壊力があるという感じでもないし、スピード感があるというわけでもない。良く言えばバランスが良い。悪く言うとはっきりしない。ただ昨年は6球団中最多の得点を稼いでいるし、どこからでも繋がるし、どこからでも点を取れる、ということなのかもしれない。 
 控えは走攻守の部分的な活躍を期待できる選手はいるものの、レギュラーの代わりとして長い間勤まる選手は手薄。怪我人が出ると苦しいが、スタメンの面子は前述の通り打点も得点も狙える選手が多いので、控えとの組み合わせで柔軟に対応できるかもしれない。
-----------------------------------------------------
・千葉ロッテマリーンズの可能性


 投手、野手共に、層の薄さは相変わらず。小林宏と西岡という、投打の主力選手が抜けた事による影響は大きい。
 野手に関しては有望な選手もいるし、レギュラークラスも経験のある選手がいるため影響はまだ抑えられるが、投手に関して言えば相当響いてくるのでは。昨年は打力が投手力を補っていたが、今年はカバーしきれるだろうか?
 全体として戦力を見渡したときに、昨年日本一を取りはしたが、まだまだ総合力も実力も日本一というには物足りない。昨年の結果は、監督が替わった事による、雰囲気の変化や勢いと言った物も大きく影響しているのだろう。
 今年も昨年のような戦い方ができるか、雰囲気を持続できているのか、それによっては厳しい試合を取りこぼすことなく、Aクラス争いを展開できるかもしれない。
 ただ順位は他球団との兼ね合いもある。戦力的に見れば、Aクラス入りをかけて、やや厳しい戦いを強いられることになると思えるのだ。
 チーム強化のために現場は選手を育てられるのか、あるいは球団は現場をサポートできるのか、今年は手腕の真価が問われる。

・北海道日本ハムファイターズの2011年シーズン前球団戦力評


 昨年は先発投手不足を懸念し、且つ、野手も破壊力や信頼度に不安を持ってはいたが、選手の層や、やり繰りで克服できるだろうという考えから、Aクラス入りするだろうと予想した。
 しかし実際には序盤から苦戦し、終盤にギリギリのところでBクラスに終わった。投打共に、決め手に欠く内容だった。


・投手


 10点満点で評価する。
 合計して、規定人数分で割り、平均を出す。
 評価に関してはこれまでの実績や年齢などを踏まえ、独断と偏見で決定する。
 出場選手登録が28人。ベンチ入りが25人。ベンチ外の3人は先発として、野手16人前後、投手12人前後だろうか。投手については、今回は12人制で考えてみる。
 規定人数は先発投手が6人。リリーフも6人。バックアップは規定人数を設けない。
 勝ちパターンは抑えとセットアッパーのこと。抑えは試合を締めくくる役割。セットアッパーは競った試合を維持する役割。勝ちリリーフはセットアッパーに次ぐ投手。繋ぎリリーフはロングリリーフ、敗戦処理、試合維持などの雑務が役割。バックアップは支障が出たときの入れ替え要因。
 先発はエース、軸ローテ、脇ローテに別れる。
 エースとは年間通して投げ、二桁勝利、そして大きな貯金を期待できる投手。ここぞという試合を取る際に重要な戦力となる。数年分の実績や、精神的な影響力の発揮などを満たして初めて得られる。
 軸ローテはほぼ年間通して投げることが期待でき、二桁前後の勝利を得られそうな投手。脇ローテはシーズンの半分、またはそれ以上投げることが期待でき、5勝以上、10勝未満ほどが見込めそうな投手。


・リリーフ(勝ちパターン10~8,勝ちリリーフ7~5,繋ぎリリーフ4~1)
→武田久(8点)、宮西(7点)、林(6点)、榊原(4点)、金森(3点)、木田(3点)


・バックアップ
→石井(3点)、加藤(3点)、菊池(3点)、宮本(2点)、松家(1点)、根本(1点)、植村(1点)


・先発(エース10~9,軸ローテ8~5,脇ローテ4~1)
→ダルビッシュ有(10点)、武田勝(8点)、ケッペル(6点)、オビスポ(3点)、ウルフ(3点)、斎藤(2点)


・バックアップ
→八木(4点)、増井(3点)、矢貫(2点)、木田(2点)、榊原(2点)、糸数(1点)、多田野(1点)


(リリーフ平均5.16点)
(リリーフバックアップ7人合計14点・平均2点)
(先発平均5.33点)
(先発バックアップ7合計15点・平均7.5点)


※コメント
 武田久が近年やや不調。宮西は実質的にセットアッパー。金森は勝ちリリーフに定着したい。榊原はロングリリーフやスクランブル登板など、変則的な起用が多かった。木田も同様。石井、加藤は割って入りたい。
 先発では、ダルビッシュは別格。武田は貴重な軸。けっぺつは今年も活躍できるか。オビスポとウルフは期待を感じさせる。実績。斎藤はどの程度通用するのだろうか。
 バックアップには、ローテの谷間に投げるような投手は多いが、飛躍を感じさせる選手は少ない。八木は成績を安定させたい。


・投手総括
 個人的な印象ではリリーフの層が厚いと思っていたのだけど、実際にはそうでもないのだとわかった。というのも、建山がFAで、江尻を昨シーズン中にトレードで放出しているからだった。
 勝ちパターンが近年波のある武田久一人のみで、宮西を入れても2人。終盤を任せて信頼できるのは林までで、彼らの抜けた穴はこうしてみると大きい。人材が全くいないわけではないが、信頼感には欠けるため、今年も細かく繋いで相手の意識を逸らしながら試合を取りに行くパターンになるのだろうか。
 先発は昨年の開幕までは層が薄かったと思うが、その後、ケッペルの活躍やウルフの先発転向、オビスポの獲得、斎藤を抽選で引き当てるなどで、着実に厚みを増していった。
 もちろん活躍するとは限らないが、実績的には多少信頼できる面子であり、その点は期待できる。場合によっては榊原を先発に回したり、リリーフが薄ければオビスポを後ろに回すなど、融通がきくようにはなったのでは。
---------------------------------------------------・
・野手


 野手は16人体制。
 セ・リーグはスタメン8人、控え8人。パ・リーグはスタメン9人、控え7人。バックアップは限度無し。
 10点満点で評価する。
 レギュラーとはほぼ年間通して試合に出続ける選手。
 イレギュラーは出場機会が限られる選手。
 点数横にはその選手のタイプを記す。繋は出塁や進塁打など繋ぎの能力を表し、打は打点能力を表す。打点能力とは主に長打などによって打点を稼ぐ力である。打線のバランスを見極めることにも使う。


・スタメン(レギュラー10~6,イレギュラー5~1)
1(二)・田中(9点)(繋6打3)
2(遊)・金子(6点)(繋3打3)
3(右)・稲葉(8点)(繋4打4)
4(三)・小谷野(7点)(繋3打4)
5(中)・糸井(7点)(繋4打3)
6(一)・ホフパワー(3点)(繋1打2)
7(左)・中田(4点)(繋1打3)
8(捕)・鶴岡(4点)(繋2打2)
9(指)・高橋信(5点)(繋2打3)


・控え(7人)
(捕)大野(3点)、中嶋(2点)
(内)二岡(4点)、飯山(3点)、陽(3点)
(外)鵜久森(2点)、村田(2点)


・バックアップ
→岩舘(2点)、松坂(2点)、渡部(1点)、市川(1点)、杉谷(1点)、今浪(1点)、関口(1点)


(スタメン合計53点・平均5.88点)
(控え合計19点・平均2.71点)
(バックアップ7人合計9点・平均1.28点)


※コメント
 田中、稲葉は安定して高い成績を残している。小谷野と糸井は今年の成績で確固たる地位を築きたい。鶴岡や金子は一定の活躍を続けている。中田は飛躍なるか。高橋は打棒を発揮したい。
 大野は将来的な正捕手奪取に向け、成長したい。陽、鵜久森は一軍での存在感を固めたい。松坂や関口は、一軍に不足するパンチ力でアピールしたい。


・野手総括
 クリーンアップまでは、決して弱いとは思わないが、破壊力という観点から見ると、相変わらず少々物足りない。控えにも打点能力のある選手が見あたらず、二岡くらい。ホフパワーか中田、どちらかが結果を出すだけで、打線の厚みが違ってくる。
 小粒な選手が多く、稲葉や金子の後釜になるような、野手全体の底上げが必要とされる。
-----------------------------------------------------
・北海道日本ハムファイターズの可能性


 投手では、先発が厚くなった反面、リリーフが薄くなった。リリーフに関しては期待できる人材もいるので悲観するほどではないが、守り勝ってきたことを考えると、若干心許ない。
 ただ、先発の層が厚くなったと思える点は大きい。野手の打点能力に欠けるため、先発が崩されて序盤で得点差がつくと、試合が決まってしまいかねない。ある程度試合を作って中盤まで行けば、継投で交わしていくことも可能だ。
 ただやはり一番は長打力のある選手が出て来ること。中田、ホフマン、この二人の成否が大きく影響するのではないだろうか。
 チーム力としては、可もなく不可もなくといった感じで、他球団のチーム力に左右されそう。

・オリックス・バファローズの2011年シーズン前球団戦力評


 昨年は戦力の層が薄いと判断して最下位に予想した。実際には、最下位は免れたが、5位に終わった。とは言え、3位争いに絡んでいたし、かなり戦力の整備はできたのではないだろうか。


・投手


 10点満点で評価する。
 合計して、規定人数分で割り、平均を出す。
 評価に関してはこれまでの実績や年齢などを踏まえ、独断と偏見で決定する。
 出場選手登録が28人。ベンチ入りが25人。ベンチ外の3人は先発として、野手16人前後、投手12人前後だろうか。投手については、今回は12人制で考えてみる。
 規定人数は先発投手が6人。リリーフも6人。バックアップは規定人数を設けない。
 勝ちパターンは抑えとセットアッパーのこと。抑えは試合を締めくくる役割。セットアッパーは競った試合を維持する役割。勝ちリリーフはセットアッパーに次ぐ投手。繋ぎリリーフはロングリリーフ、敗戦処理、試合維持などの雑務が役割。バックアップは支障が出たときの入れ替え要因。
 先発はエース、軸ローテ、脇ローテに別れる。
 エースとは年間通して投げ、二桁勝利、そして大きな貯金を期待できる投手。ここぞという試合を取る際に重要な戦力となる。数年分の実績や、精神的な影響力の発揮などを満たして初めて得られる。
 軸ローテはほぼ年間通して投げることが期待でき、二桁前後の勝利を得られそうな投手。脇ローテはシーズンの半分、またはそれ以上投げることが期待でき、5勝以上、10勝未満ほどが見込めそうな投手。


・リリーフ(勝ちパターン10~8,勝ちリリーフ7~5,繋ぎリリーフ4~1)
→平野(8点)、岸田(7点)、香月(7点)、加藤(5点)、古川(4点)、比嘉(3点)


・バックアップ
→寺原(4点)、小松(3点)、小林雅(3点)、鴨志田(3点)、桑原(2点)、西川(2点)、前田祐(1点)


・先発(エース10~9,軸ローテ8~5,脇ローテ4~1)
→金子千(8点)、木佐貫(6点)、近藤(5点)、朴(4点)、小松(3点)、マクレーン(2点)


・バックアップ
→寺原(3点)、中山(3点)、フィガロ(2点)、西(2点)、長谷川(2点)、桑原(1点)、梶本(1点)


(リリーフ平均5.66点)

(リリーフバックアップ7人合計18点・平均2.57点)
(先発平均4.66点)
(先発バックアップ7人合計14点・平均2点)


※コメント
 平野、岸田は奪三振率など含めて、リリーフの方が合っているのかもしれない。今年も結果を出せるか。香月は怪我にだけ気をつけて欲しい。加藤、小林雅は復活したい。古川、比嘉、鴨志田は今年も続けて結果を出したい。
 先発では、金子はエース襲名まであと一歩。木佐貫、近藤は一年間ローテをきっちり守りたい。朴が先発として定着できるか。小松は復活なるか。中山は谷間などからローテを掴みたい。
 寺原は先発としてもリリーフとしても期待されるが、怪我がちな点が気になる。


・投手総括
 リリーフでは実績のあった平野と岸田を先発から配置転換させることで格段に層を厚くした。また、比嘉や古川などの新人、鴨志田など既存の戦力の底上げによって、リードした試合を拾えたり、接戦での粘りを生み出すことができた。更に今年は小林雅を獲得するなど、非常時に備えて層を厚くすることに怠りがない。
 一方、リリーフに回った二人に加え、山本も横浜へと移籍した先発は、昨年は木佐貫によって、今年は朴と寺原によって補われる算段だろう。ただ、先発もリリーフも、まだ確たる信頼を置ける選手が少ないため、かなり流動的になると思われる。寺原も朴もリリーフの経験があるし、小松もどちらかに起用法は定まっていないのではないか。状況に応じて配置転換をして、新外国人や既存の戦力と併用されるのだろう。
 信頼の置ける選手はまだまだ少ないが、頭数自体は昨年よりも増えている。
-------------------------------------------------
・野手


 野手は16人体制。
 セ・リーグはスタメン8人、控え8人。パ・リーグはスタメン9人、控え7人。バックアップは限度無し。
 10点満点で評価する。
 レギュラーとはほぼ年間通して試合に出続ける選手。
 イレギュラーは出場機会が限られる選手。
 点数横にはその選手のタイプを記す。繋は出塁や進塁打など繋ぎの能力を表し、打は打点能力を表す。打点能力とは主に長打などによって打点を稼ぐ力である。打線のバランスを見極めることにも使う。


・スタメン(レギュラー10~6,イレギュラー5~1)
1(中)・坂口(7点)(繋4打3)
2(遊)・大引(4点)(繋3打1)
3(二)・後藤(6点)(繋3打3)
4(左)・T-岡田(7点)(繋2打5)
5(三)・バルディリス(6点)(繋3打3)
6(指)・北川(5点)(繋2打3)
7(一)・イ・スンヨプ(3点)(繋0打3)
8(捕)・日高(4点)(繋2打2)
9(右)・森山(3点)(繋3打0)


・控え(7人)
(捕)鈴木(3点)、前田(2点)
(内)山崎(3点)、野中(2点)
(外)赤田(3点)、荒金(2点)、坪井(2点)


・バックアップ
→下山(4点)、カラバイヨ(3点)、田口(3点)、ヘスマン(2点)、金子(2点)、柴田(1点)、梶本(1点)、駿太(1点)


(スタメン合計45点・平均5点)
(控え合計17点・平均2.42点)
(バックアップ8人合計17点・平均2.12点)


※コメント
 後藤、T-岡田、バルディリスなど、今年も続けて活躍できるかどうか。坂口は今年も活躍して看板選手になりたい。イ・スンヨプは復活なるか。森山、大引は定位置取りへアピールしたい。

・野手総括
 カブレラが抜けた分、破壊力という点でかなり弱い。昨年の時点でも必ずしも破壊力があったとは言い切れない。今年はイ・スンヨプが加入したが、安定感という点で信頼できないため、あまり期待しない方が良いのかもしれない。控えにはカラバイヨやヘスマン、下山など、ある程度長打を期待できる選手がいるため、彼らと併用していくのかもしれない。
 ただ、同時に、赤田や荒金、田口などといった、守備能力のある選手もいるため、場合によっては守り勝つ野球にシフトする可能性も、ないではない。
 繋ぎや、打点能力という点で割合バランスは良いが、評価が定まっていない選手が多い。
-----------------------------------------------------
・オリックス・バファローズの可能性


 投手力は着実に上積みされている。少なくとも層は厚くなっていて、色々な状況に対応できるように手は打たれている。実際に機能するかどうかは別にしても、その点は評価できる。投手力は勝てるチームにとって大きな条件となるため、ここの強化は大きい。
 一方、野手は大きな強化はなかった。イ・スンヨプは、打てば儲け物という感じだろう。現有戦力の底上げ、またはシーズン中の強化で対処することになるわけだが、こちらも一応、色々な対応ができるような選手を抱えている。
 活躍を確信できる選手は必ずしも多くはないが、外国人枠を含め、それぞれの事情に合わせて柔軟に入れ替えができるようになっているため、シーズンを通して考えたときに、リスクは分散されている。
 チーム力はまだ確かなものではないが、粘り強く戦うための戦力は揃っていると見る。