こんにちは。山下七海さん推しのはんてんです。

推しの凱旋公演だったので、普段書かないけどライブレポ風のライブレポではないお気持ち的ブログを書きます。

長いです。

 

ようこそ徳島、ようこそななみんワールドへ~~~♨

 

・ライブ会場まで~~~

 

え?雪???

羽田→徳島の当日の便で行く予定なので焦りました。

 

 

とりあえず、飛んでくれと祈りつつ。

途中、蒲田→京急蒲田の乗り換え(徒歩7~8分)で、雪が降る中WUGウィンドブレーカーが大活躍!

実質長野のWUGちゃんだわ、と思いながら羽田空港へ向かいました。

 

羽田に着き、どうにか乗る予定の飛行機が飛びそうと分かって一安心。

周りもいつの間にかワグナーさんいっぱいだし(WUGグッズは分かりやすくてよいですね)、飛行機内で赤黄青のWUGパーカー三連を発見するし、HOME TOUR始まったな!とか思っていたら、雪等の事情で出発が遅れることに。

しょうがないですね……。飛んでくれるだけ感謝。

 

さて、土曜日のフライトを経て、感動の徳島入り!

と感動している間もなく、到着時刻10:55(開演時刻12:00)という現実を突きつけられる。

使う予定の鳴門行きバスはないし、タクシー乗り場はなんか混んでるし……、

考えた結果僕の出した結論は

 

「歩く」

 

 

はい。決断した時刻10:57で会場まで1時間26分、どう考えても間に合いません。

 

「走る」

 

まさか、初の四国上陸で一番最初にすることがオタクダッシュになるとは誰が予想しただろう……。

しかも、徒歩で向かう方なんていないから(当然)、一人で会場に行くことの心細さをここで痛感しました。

途中、ワグナーを乗せたタクシーに何度も追い抜かれたり(徳島意外とタクシーあるな!(失礼))、旧吉野川を渡って「よぴちゃんじゃん!」とテンションあがったり、「山下七海さ~ん」と誰もいないのをいいことに叫んでみたり()

で、どうにかこうにか10:48に鳴門市文化会館に到着。

連番者の友達、待っててくれてありがとう。

僕、よく頑張って走った、ありがとう。

物販行く時間はなかったけれど、前説を聴けるタイミングで入れて本当によかった。

ちなみにこれだけ歩く(走る)と体があったまってライブでめちゃくちゃ声出ます。おすすめ!()

 

 

詳細なライブレポートはきっと他の方があげてくれている&全部書くと長すぎると思うので、タイトルの通り『ここにしかない徳島』と徳島公演で僕が思ったことを中心に書いていきます。

 

 

以降、主観と僕自身の思考、推測が入ります。また、昼夜ごちゃ混ぜです。都合により一部時系列もバラバラです。

ご了承下さい。

 

 

・タイアップコーナー

 

 

『スキノスキル』(昼)

元々癒しムードの曲が徳島と山下七海さん効果によってより癒しの色の強い曲に。

幕なしで観るのはこれが初めてで、これはこれでとてもよいものを観られた。ありがとうございました。

間奏中のフリ、少し『オオカミとピアノ』に似てないですか?

そういえば、この曲のMVで山下七海さん寝てたし、これが披露されるのも必然だったか……。

 

 

『One In A Billion』(夜)

この曲が来るとあまり予想してなかったが、料理が得意な山下七海さんの凱旋公演だから当然か!

 

\ワイナビリオン!/と叫びながら、拳を高々とかかげる。そんな行為がこんなに楽しいなんてね。

アウトロ中に山下七海さんが言った「徳島公演、阿呆になっていってください!!!」(聞き間違いと記憶違いでなければ)で

4th BDの「Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR ごめんねばっかり言ってごめんね!(ここで首をかしげる)(かわいい)(どちらかというと!より?の言い方)誰より楽しんでいってください!」を思い出します。

そして、偶然かもしれないが、1/28に日本武道館で行われたミルキィホームズ(前説でも触れてましたね)のライブでも披露されたTEAMミルキィ作曲の『びよんど THE ミルキィウェイ』に繰り返し出てくる「バカになれ(わっしょーい)」に通じるものがあると感じます。山下さんミルキィ観に行ったとのことなので、少なからず影響を受けたのかもしれないな、と(多分『ここにしかない徳島』の歌詞からだと思うぞ、オタクくん)。

 

 

『ハートライン』(昼夜)

色々ありますが一言だけ。

夜のCメロ(?元々のよぴまゆパート)は全力で「ななみん」コールしました。

あの瞬間を永遠にしたい……。

 

 

思い返すと、タイアップ曲から「徳島企画コーナー」は始まっていたのかと……。

 

 

 

・企画コーナー

 

 

『オオカミとピアノ』(昼夜)

開幕で頭が?になったけどしっかりと\シャンシャンシャンシャン/を入れることに成功!

昼出てきたすだちくんに笑いながらも「もしかしてあなたは宿命の恋人?」で反射的に「違ーう!」とキレて、

夜の吉岡茉祐さんへの「もしかしてあなたは宿命の恋人?」に対しては「そうだよ!」と返すオタクになったけど、許してください。

ななまゆでの掛け合いでも4thのキャラソンメドレーが少しよぎりました。

 

確か『オオカミとピアノ』のフリは山下七海さん本人考案で、阿波おどりのステップがベースになってるみたいな話を聞いたことがあるので、徳島でのこの曲の披露はそういう意味もあるのかなと。ワグナーみんな阿呆になってたしな~~~

 

これがきっと最後のシャンシャンシャンシャンだなと思ったので、夜は本当に全力でコールやらせていただきました。

 

 

『千と二百の物語』(昼)

おへんろ。未履修僕、近くのオタクが軒並みぶちあがっているのを見て頭を抱える。

紫推しなら履修しましょうね、僕……。

 

 

『ワグ・ズーズー』(夜)

すだちくんが出てきたときの僕「またお前か!(ヒリつく)」

「謎の 動物園さ♪」のときの僕「植物園でもある!」

久々のワグ・ズーズーで楽しかったです。

 

 

『ここにしかない徳島』(昼夜)

最高最高&最高。山下七海さん、アニソンだけじゃなくてこういう歌もいいですね……。音源化希望。全部すき。

 

「素敵なところなんだー」←ここすき(特に「ー」のところ)

「秋にはさんまですだちでっしょ」←ここすき(特に「っ」のところ)

 

アウトロで山下七海さんが

「今日は徳島に来てくれてありがとう↑(徳島弁)。ここ(鳴門市文化会館)にもたくさんの思い出がありますが、今日が一番の思い出です。忘れません! みんな徳島楽しんでいってください」(記憶曖昧で間違ってたらすみません)みたいなことを仰ってて、曲調もあいまって、あの時の雰囲気がいい意味で声優アイドルではなく徳島出身の歌手って感じで、ほろりと涙を流しながら拍手してました。

 

2/19追記:アニメイトタイムズさまが記事を書いてくださいました。こちらの方が正しいセリフかと思います。それ以外も山下七海さんの魅力が伝わる素敵な記事ですのでぜひご一読ください。

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1549895565&pagemode=amp&id=1549895565&__twitter_impression=true

 

 

以降都合により、時系列バラバラです。

 

『Beyond the Bottom』(昼夜)

PartⅡ横須賀で聴いた以来(しかも夜は記憶にないのでほぼノーカン)、アニメ見て時間が経って、少し分かった気になっていたら今回の公演でより分からなくなった曲。

吉岡茉祐さんあんな歌い方だっけ???訳分からなくなって白のペンライトを胸にいつの間にか泣いてて、いつの間にか終わってました。参考になるか分かりませんが徳島市内観光中にこんなものを発見しました。

 

 

『言の葉 青葉』(昼), 『海そしてシャッター通り』(昼夜), 『TUNAGO』(昼夜) 

 

高校時代の三年間教えてくれた国語の先生が仰ってた

「名作(文学に限らず)は一人歩きする」

って言葉がとても好きで、今回の公演でこれを思い出しました。

 

作品は当時の人にウケて(理解されて)、かつ時間と場所を越えてウケる(理解される)ことで後の時代まで語り継がれる名作になる。

人の価値観や感性は住んでる場所、その時代の雰囲気、その人の経験など、様々な要因によって変わるものだ。

だから、広く解釈されて、いつの時代でも「新しい発見」がある作品や、人に共感されるような作品が名作になっていく。

国語の教科書に載るような作品は古いけど、大なり小なり現代の我々に響くものがある。

でも、きっとそれは作者が意図したものではない。我々が勝手にその作品から感じ取り、解釈したものだ。

そうやって名作は時間と空間と、作者の意図すら越えて一人歩きをしていく。

そんな意味だったと思います。

 

僕はWUGの曲はこういう曲が多いと思っていて、元々は聖地である仙台なり東北なりのことを歌った曲でもその地を特定するような言葉はほとんど入っていない。

だから地元だったり、思い入れのある土地だったり、ライブをしている土地(今回のHOME TOURならメンバーの地元)のことを想いながら歌える。

でも、デビューしてからずっと7人でやってきたから、共有している景色(聖地だったり過去の想い出だったり)のことも想う。そうやって想っている景色が透けて見える気がするのが、特にこれらの曲だと思っています。

WUGのライブは生き物(なまもの?)とTwitterで目にして、徳島公演を経て、自分なりに「こういうことだろうか」と解釈しました。

 

 

WUGが3月で解散しても、メンバーの地元でやった曲たちは、WUGの気持ちとワグナーの解釈でもって「一人歩き」して、(少なくともライブに来た人にとっての)名作になっていく過程と結果が美しいと僕は感じます。

先日、どこかのブログで「誰かにとってのμ'sで、誰かにとってのアイマスで…」みたいな文を読んで、これはきっと「一人歩き」なんだろうな、と思い嬉しくなりました。

徳島には徳島の『言の葉 青葉』, 『TUNAGO』, 『海そしてシャッター通り』があって、 WUGの曲が、推しの山下七海さんの出身地である徳島の地のものにもなった場に立ち会えて、僕は本当に幸せです。HOME TOURの意味ってこういうところにもあるよなあと思いました。

 

眉山山頂でこんなものも見つけました。

「青葉は咲く 季節はかわっても 何度でも芽生える ちからを持ってる」

 

 

さて、ここまで書いて

『ここにしかない徳島』

に話を戻します(は?)。

ワグナーの少なく見積もっても9割は知らない曲(ですよね?)だからこそ、WUGの公演で披露した、上の3曲とは異なる意味があると思っています。

 

山下さんを育ててくれた徳島。

高校卒業して上京した山下さん、MCでは「東京だと自分はテンポが遅かったりして、こういう自分でいいんだろうかって悩んでたんだけど、徳島に帰るとわたしはこれでいいんだな、このままでいいんだって思える。わたしはこれからもこうやって生きていきます」と仰ってたように、自分らしさの大切さを教えてくれた徳島。

 

そんなふるさと、徳島にできる感謝が、この曲を歌うことだったのだと思います。

 

バックに映し出される歌詞に対応した徳島の観光地。

小さい頃からずっと過ごしてきた場所、体験してきたこと、食べてきたもの、人のやさしさ、徳島の雰囲気を想いながら歌っていた(であろう)山下さんから透けて見えた(気がする)徳島の風景と、山下さんの徳島への愛、地元への誇り。

 

それを徳島をあまり知らない(?)WUGのメンバーや我々に見せることで、自分の育ってきた場所の紹介、自慢、宣伝(いい言葉が出ない……)をしているのではないかと思います。

だって、あんなたくさん紹介されても、全部回り切れないじゃないですか、かずら橋とか遠いし、四季に関することも歌われるし。

だから、「徳島いいところたくさんだよ。でもきっと全部は行けないだろうからまた来てね」ってことなんだと思います(オタク特有の拡大解釈)。

 

 

 

ってことで当日の夜と翌朝に眉山に登り、徳島の夜景と星空、日中の徳島の景色を見てきました。

夜は暗くて誰もいなくておっかないのでやめたほうがいいです(当然)。

 

 

朝(9:00ごろ)登ってる時に地元のおばあちゃんに会って「おはようございます」と挨拶したら

おばあちゃん「今日は何かアニメのイベントでもあるのかい?」

僕(むすび丸をリュックにつけ、NANAMIウィンブレ着用)「いえ、昨日鳴門の方で声優さんのライブがありまして、今日はただの観光です」

お「そうかい。どちらから来たの?」

僕「東京からです」

お「そうかい、いい山でしょう(満面の笑み)」

僕「はい。本当に!」(切り上げる)

みたいな会話をしました。途中で切り上げたのはあのまま続けると泣いてしまう気がしたからです。冬の日曜朝に山に登ってるおばあちゃんがその山をどれだけ好きなのか(もはや生活の一部?)を考えるとしんどかった(オタク的用法の方)。みんなに愛される山っていいなあ。みんなに愛される山といえば山下七海さん(小声)。下山時にまた、おばあちゃんと会う機会があって、きちんと「いい景色でした!」と伝えられてよかった。下山中は色んな(紫も紫以外も)オタクもいたので、登山のマナー的に「おはようございます」と挨拶させていただきました。眉山登るオタク、僕は好きです。めっちゃ楽しかった。もはやロープウェイが止まっててよかったとすら思いました(点検中だったらしい)。

 

 

 

 

 

―閑話休題―

 

ライブで二回とそのあとYouTubeで一回観ただけなのに徳島観光している間はこの曲が頭から離れなくて、東京戻ってきても、まだ耳に残ってて、でも、徳島で聴こえてた時とは違和感があって、東京と徳島の時間の流れの差を感じてしまいました。これは山下七海さんもMCで似たようなこと言ってましたね。

 

 

 

真面目さと不思議な世界観(永野愛理さん談)をあわせ持つ山下七海さんの魅力が、徳島という雰囲気とこの歌と徳島への愛によって最大限に発揮されていてすばらしいパフォーマンスでした。

 

山下七海さん、WUGちゃん、徳島に連れてきてくれてありがとうございました。

 

「ふるさとがにぎわい 広がっていく」そんな歌詞に合うようにライブ翌日に市内にたくさんいたリボンチャームジャラジャラで、よく分からんウィンブレとか、原色パーカー着たオタクたちの姿が、あの日あそこにしかない徳島だったと思いました。

でも、僕はもう一回、あの日のあそこにしかない徳島を見たいです。

 

 

また、マチアソビで会いましょう

 

again&again

徳島公演二日目も最高だったな~

そしてまたHOMEが増えてしまった。