メイドさんを雇って1ヶ月。


実は昨日Agentに返してきました。

はい、解雇です、彼女。



もう我慢の限界だった・・・・



私たちが今回選んだAgent(メイド斡旋会社)は

2回までメイドの変更が無料で可能なので

躊躇することなく、

昨日ダーリンがフライトから帰ってきて

即刻、荷物をまとめさせたという・・・



ミャンマー人、シンガポールで1年ほどのメイド経験がある。

38歳、10歳の息子をミャンマーに残してきて出稼ぎに

来ているという彼女。


そりゃもちろんはじめの1週間はまぁまぁ

悪くはなかったんだけど、

だんだん本性が出てきてね。



彼女の問題点。


1. いくら言っても手洗いや

食器洗いなどに対しての清潔感が疎い

⇒ 衛生概念が低い


2. 機械おんち

⇒ 何度言っても洗濯機ひとつ使い方を覚えない


3.忘れっぽい


4. バスルームを使用した後自分の髪の毛

やはたまたアソコの毛まで放置

(これにはダーリン激怒)



とここぐらいまでは、その人の能力によるし

忘れてしまった・・・とか

ある程度は私たちも想像の付いていたところなんだけど

問題は彼女のキャラクター、性格。



5. 私とダーリンの前での態度が違う。

⇒ ダーリンが呼ぶと ” Yes, Sir”なんて生きようように

元気に答えるのに、ダーリンが不在で、私が声をかけると

” あ゛??”ってケンカ売ってるかのような答え方。


完全に私は見下されてました。



6. 私が物を頼むとすごく嫌な顔をする


7. 常にため息をつく


8. すぐ泣く



といった、私とダーリンの前で完全に態度を変えていました。

なので、私もイライラしてしまってね、彼女に。

そうしたら仕舞いにはダーリンがフライトで

いないときに彼女の粗相がまたあったから

電話をスピーカーフォンにしてダーリンから

彼女をしかってもらおうとしたら、

電話の前で、


「Maamは私にいつも辛く当たってくる。

いつもScold(どなりつける)するし、

私はSirとは働きたいけど、Maamとは働きたくない」


といって号泣しだしたの。

そして私がしてもいないことをまるであったかのように

ダーリンに訴えてる。。。


それ見ながら、私


”何、この女?

どこの国にもこういう女いるんだ~へぇ”


といたって冷静。

そこで反撃もせず、黙ってみてました。



これを聞いてダーリンがすぐ思ったのは

”もう彼女だめだな”

だそうです。


幸いにも(もちろん?)

彼女のいうことは信じないし、私の肩をもってくれた。


そしてダーリンの懸念事項は自分がシンガポールに

戻るまでの間のあと数日間、

このメイドと私と息子を家に置いておいて大丈夫だろうか?

という心配。


ここシンガポールではメイドさんとのトラブルが

結構あって、

物を盗まれたり、子供に危害を加えられたりと多々。


だからダーリンには自分が帰国するまでは

息子をあまり彼女の近くに近づけないこと。

夜寝るときはベッドルームの鍵を閉めて寝ること

などと指示が出ました。



ま、それでなんとか数日我慢して

ダーリンが昨日帰国して、

家に到着するや否や


「 Pack you belongings right now,

you are leaving this house 」

(今すぐ荷物をまとめてこの家を出て行くように)


と解雇通告してました。



そしたらふてくされて荷物を

がんがん物を投げるようにまとめてたよね。


このとき、もちろん私たちの前で

荷物まとめさせます。


物を盗まれていないかきちんと確認するため。


与えた歯ブラシ1本さえ持たせてはいけないとかで、

私たちが与えたものは生理用品から

全て没収。


それをしながら彼女、また泣きながら


「 Sirには感謝ですけれど、MaamとはUnhappyでした」


と最後のあがき。

私は”あーあ、また始まったよ”

とストレス感じながら

張るお腹をさすりながらその光景をテレビを見ている

見たいにぼーっと見てました。



ダーリンは彼女の言うことを聞いていたけれど

泣いて訴えの終わった彼女に向けた言葉は


「 Do you think I believe you?

She is my wife. Of course, I believe my wife.

I'm sorry but you are just a maid.

If my wife says NO, measn No

If you are hired by another employer next time,

you better not do this silly thing. 」

( 僕が君を信じると思う?

彼女は僕の妻だ。妻を信じるのが当たり前だよ。

申し訳ないけど、君はただの家政婦だ。

僕の妻がNoというのであれば、それはNoだ。

次に誰かのもとでまた働く機会があれば

こんな馬鹿げたまねはよしたほうがいいよ)


と言っていました。


彼女は黙ってました。



ダーリンのこの言葉聞いて安心したよ、ほんと。

私が責められたらどうしようという

ちょっとした不安もあったからね。



そのまま荷物をまとめさせ、

BukitTimahShoppingCentreにある

Agentまで大雨のなかタクシーを飛ばして

彼女を返しました。


Agentに到着するや否や、

背景を知るAgentのスタッフは彼女に向かって

「荷物を持って奥に引っ込んでなさい」

と厳しく言っていました。



タクシーに乗ったはいいものの

この数日間のダーリン不在中の彼女との生活と

彼女からの泣きの訴えを聞いていた私には

やっぱり相当なストレスがかかっていた

見たいで、お腹はパンパンに張り、

なんか辛くてしょうがなかった。。。


Agentのスタッフからは

もう一度事情や、彼女のパフォーマンスについて

聞かれ、私とダーリンで全て話しました。



これから彼女はTransferedMaid(転職組)

として、毎日このAgentで座って

誰かに雇ってもらうのを待つことになります。

その間お給料も発生しないし、

ということは自分の家族に送金もできない。


彼女たちは基本的にAgentからローンを組んで

お金を借りて来ているので

最初の半年間はその分無給で

働かなくてはいけないので、

雇い主がいないということは

借金が滞るということ。


決して良い方向ではないんだよね。



そして私たちは代わりのメイドさんを探さなくては

いけない。

新しくまたミャンマーにしろ

ほかの国から呼び寄せるにはVisaなどの関係に

より数週間から1ヶ月以上は時間がかかる。



TransferedMaidの場合は、

すでにそこに、シンガポールにいるので

1週間程度で勤務開始が可能という利点。


ただ前述したとおり、

TransferedMaidは何らかの理由で

前の雇用主に契約期間見たずに解雇されて

いるので何かしら問題があることが多い。。。



今回、私たちの場合は、

私の体調もあり、いつ出産になるか分からないので

そんなに時間の余裕もない。


家事もできない状態なので、

まずはTransferedMaidから候補者を探すことに。



ちょうどたまたまそのAgentに一人、

同じくミャンマー人の23歳の女性がいて、

面接をしました。


彼女はシンガポールに来て2ヶ月。

前の雇用主には英語の能力が低いために

解雇されてしまったけど、

彼女のキャラクター、性格は問題ない。

すごく良い娘でいわれたことはそつなくこなす。


ということでした。


見た目TeenAgerのまだ純粋そうな彼女。

確かに性格はすごくピュアそうな感じで、

年齢も若いので赤ちゃんの扱いなどは

したことないとのことだったけど、


試しに息子ちゃんを抱っこさせたら

手馴れた感じで抱っこしていて、

近くにあったおもちゃで遊びだしたので

第一印象は好印象。




なんせ、前のメイドの彼女のことがあったので

英語のレベルは二の次で

まずはうそをつかず、

性格のいい子を希望していた私たちは

とりあえず彼女を試してみることにしました。


Agentももう1回変更も無料でできるし、

何より私の体調が心配だから

Temporaryでもいいから彼女を試してみたら?

という提案だったので、

その場で即決して、

いろいろ手続きが終了次第

来週あたりから彼女を雇うことにしました。




このやりとりがね、

前のメイドのあの彼女の前でたんたんと

行われたのよ。


彼女は新しく雇われていくほかのメイドを

見ている。

そして自分は反転して無職となってしまった・・・


そんなのを目の当たりにしてるんだよね。

彼女に対しては申し訳ないけど何の同情もしないけど

世の中ってやっぱり非情だなぁって思った。

なんだか悲しくなったよ。




そんなこんなの昨日。


やっぱり他人と生活するって難しい。

でも今の私には背に腹は変えられない

どうしても必要な人材。



今度の新しい彼女はいい子だといいなぁと

あまり期待せずにちょっと期待しておきます。



帰りのタクシーでダーリンが、


「あのメイドの失態はいくつもあったけど

最大の間違いは、anzuを悪く言って陥れようと

したことだね。

世の中、どこに自分の妻じゃなくてメイドを

信じる馬鹿夫がいると思ってるんだろう。

浅はかにもほどがある」


ってつぶやいていました。


それ聞いて、私はちょっと笑って


「女⇒男に対して涙で訴えれば

男は女の涙を信じてくれるとおもう女って

結構いるんだよ。

あなたが男性だから泣き落としにしろ

色仕掛けにしろ、信じてくれると思ったんじゃない?

そういう典型的な女の考え方、

私も女だからよく分かるわ。」


って答えたら、


「女って難しいね、相変わらず。

でも僕はそんなバカな男じゃない」


って言ってました。笑





だいぶ長くなってしまいましたが

このメイドさんシリーズ

また新しいメイドさんで続けますー。