こんにちは!

 

 今回は、多くの留学生にとって一番初めの関門になるであろう学生ビザについて、文量が多くなってしまったので、数回に分けてお話ししようと思います。ビザ申請の大まかな流れは、オンライン申請→ビザセンター予約→訪問→受け取りですが、今回は何とオンライン申請の前段階までしか書ききれませんでした(泣)

 これ以前に必要な各受入先機関との交渉は、機関や留学生の目的に応じて異なると思いますので割愛しますが、私の場合は入学許可書が出され大学からの連絡がひと段落したのがコース開始日の4カ月強前だったと記憶しています。参考になれば。

 

 イギリスの大学に6カ月以上留学する場合に必要となるのが学生ビザです。昨年(2020)まではもっと細かく分かれていたようですが、現在はSrudent Visa (Tier 4) のみなので私は迷いませんでした。一般的な留学であればこちらで良いはずですが、下記のイギリス政府公式ホームページでは自身が当てはまる条件を入力していくと必要なビザが表示されるサービスがありますので、こちらを用いてご自身で確認することをお勧めします。

 

 

 まず、ビザ申請にはCASなるコードが必要です。これは大学等機関が発行する固有の学生番号とは異なり、イギリス政府の中のビザ・移民を管理している組織が一括で留学生を管理するための番号です。

 私が聞いた話では、このCASはコース開始の3か月前から発行されるとのことでしたが、実際に私の元に大学からCASメールが届いたのはコース開始の約2か月前でした。コロナ禍で留学できるかなかなか確信が持てない中で、心の拠り所にしたかった学生ビザの申請すらできない状態で1カ月待たされるというのは結構きつかったです。3か月前から1週間経ったあたりで痺れを切らして大学に問い合わせるも、「私たちの担当ではありませんが、あと1カ月くらいで発行されるはずです」という曖昧な返信が来たのがその2週間後。実際に届いた時期とは大体合っていました。今振り返ると何をそんなに慌てているんだとも思いますが、それは約束の時間通りに動いてくれたり、遅くなるときには連絡を入れてくれたりする日本の対応が当たり前になっているからでしょうね。この件に限らずですが、渡英するまでの交渉期間中でさえ、誠実な対応が当たり前になっている日本文化を再認識する場面が多々ありました。ただ、コロナのために留学開始前にイギリスや周辺国の旅行にも行けない状況で、コース開始日にぴったり合わせて渡英する計画を立てていたので、結果的にはちょうどいい時期に届いたという印象です。

 CASが通知された日が渡航日の1カ月前を切っていたという方は、1週間ほど(具体的な期間は覚えていませんが調べれば出てきます)でビザが発行されるサービスをオプションで利用されることをお勧めします。これについては先のブログで改めて説明しようと思います。

 

 この待ちに待ったCASが届いたのが学期末の一番忙しい時で、なかなか手を付けられずにいたのですが、そのうち手の空いた一瞬の隙にビザ申請を進めました。オンラインでの申請後に東京・大阪にあるビザセンターの予約が取れるので、できるだけ早めに済ませてしまいたかったからです。実際、学期が終わって落ち着いてから取り掛かった人が多かったようで、その後に取れるビザセンターの枠はかなり減ってしまっていたようです。

 CASはイギリス政府側の仕事のため、発行される時期が多くの大学で同じなのではないかと思われ、また日本の大学の学期時期も大体同じですから、CASが発行されたあと学期が終わってから取り組むというのでは混み合うことが想像できます。もちろんそれで予約が全く取れなかったという話は聞かないので無理はしなくて良いと思いますが、自分の都合に合わせて予約を取りたいのであれば早め早めに取り組むことをお勧めします。

 

 次回の更新では、ビザのオンライン申請からのお話しをしようと思います。

 

それでは!