※フェイク込みです。
支援級の先輩、5年生のSくん。
自閉っ子で、触られるのが苦手。
5,6年生は、運動会で、組体操もどきがある。
(安全面に配慮して、ダンスとセットで、組体操の簡易版みたいなのをやる)
まず、土の感触がイヤなSくん。
はだしで演技するところを、靴下で演技。
それもまた、肌色に近いベージュのくるぶし靴下。
普通に見ていたら、Sくんが靴下なのは、ほとんど目立たない。
組体操パートでは、簡易版の扇や、ちょっとしたドミノ的な動きなど、お互いの体に触れる動きが多い。
イヤだろうな・・・
と思って見ていたら、それなりにちゃんとこなすSくん。
そして、合間合間に耳をふさいだり、叫んだり。
相当なストレスなんだろうな・・
みんなと一緒に、組体操の動きをやらせることが、果たして本人にとって良いのか。
先生方は、もちろんすごく熱心に、一生懸命指導してくださる。
「できるはずです!頑張らせます!」みたいな。
実際、Sくんは、ちゃんとできていた。
その、「できた」ことが、本人にとって、自信につながると良いな。
逆に、ストレスのほうが上回るのだとしたら、
組体操部分は見学、とかでも、良さそうに思う。
息子も、そう。
最後までがんばる!
が、大切だけど、ときに、得られる達成感より、ストレスが上回っている感じがある。
何を、どこまで、頑張らせるのか。
親の判断が、バランス感覚が、とても難しいように思う。