息子の憧れ、それは、寝台列車。
寝台列車は、もうほとんど走ってない。
みんな廃線になって、今は、サンライズ出雲くらい。
息子が毎日youtubeでサンライズ出雲の動画を見て、「のりたいな~」と言う。
乗せてあげたいな・・・
ということで、私の実家に帰省するのに、サンライズでの帰省を企画。
ただし、お盆の時期なので、チケットが取りづらい。
JRでは、乗車の1ヶ月前の、朝10時から、切符を発売する。
8/10の切符なら、7/10の10時に発売。
サンライズはネットで販売してなので、緑の窓口に並んで買う必要がある。
・・・・・
さて、7/10。緑の窓口へ。
朝9時に並ぶも、惜しくも4番目。
うちの最寄駅の緑の窓口は、3つ。
つまり、3番目までに並ばないと、10時ちょうどに案内されない。
私が案内されたのは、10:06、すべての寝台が満席。
(ちなみにサンライズは、1日1本しか走ってない。
しかも、取りたいツインの部屋は、4部屋しかない)
そう、この切符は、プラチナチケットなのです。
係りの人;
「あ~、サンライズは人気ですから、10時ピッタリに、(画面を)叩かないと、難しいですね」
そりゃ、そうだよね~~
私;
「明日、またチャレンジします」
・・・・・
翌朝。
8時半に、緑の窓口へ。
前日より早い時間だったけど、くだりのピーク。
既に多くの人が並んでいて、私は15番目くらい。
15番目では、話にならない。
きのうも並んでたのを知っているJRの方が、気の毒がってくれる。
「緑の窓口は、6時から開いてますが、駅自体は、4時から開くので、4時から並ぶことが可能ですよ」
!
4時とか6時とかは、ムリだな。
JRの方;
「それか、くだりのピーク時に、のぼりなら、まだ取れる可能性があるかも。
つまり、早めにのぞみで帰省して、帰りを、サンライズにすれば。」
あれやこれやと、一緒に考えてくれる。
順番が来て、窓口に案内されたのが、10:18。
もちろんすべて満席。
ついでに前日のキャンセルが出てないかも見てもらう。
キャンセル等、一切なし。
・・・・・
きのう。
7:40に緑の窓口へ。
(息子を早めに学校に行かせ、同じ時間に家を出た)
2番をゲット!
1番に並んでいたのは、80歳のおばあちゃん。
話好きなおばあちゃんの、80年間のお話を聞きつつ、2時間20分待つ。
ところどころ、耳慣れない単語が。
「交通公社がどうのこうの~(現・JTB)」
「電電公社がどうのこうの~(現・NTT)」
そして、時間になり、窓口へ案内される。
3日も通っていたので、JRの皆さんが、私を知ってくださっている。
「あの、サンライズを取りたい人」
「小学生の息子さんが、サンライズに憧れてるから、乗せてあげたいらしいよ」
窓口の担当のお姉さんに、緊張がはしる。
(なんとか、この人に、サンライズの切符を取ってあげたい。)
そんな思いが伝わる真剣な表情。
画面に必要な情報を入力、あとは、10時ちょうどに送信ボタンを叩くだけ!
腕時計の秒針と、PC画面を交互に見つめるお姉さん。
祈るように画面を見つめる案内係りのお兄さん。
息をするのも忘れる私。