心の中の宝もの | 発達凸凹(元・知的障がい)私立中学校に入学しました

発達凸凹(元・知的障がい)私立中学校に入学しました

気が向いたときに、なんとなく更新しています。
中1息子の母です。

息子は漢字が大好き

ついに、漢字辞典を買ってあげた。

毎朝起きたらすぐに漢字辞典を眺め、1日じゅう漢字の話をする息子。



漢字博士になりたいのだとか。







ママ、この漢字の成り立ちはねぇ、と、説明してくれる。




※成り立ち


「この漢字がどうできたのか」の説明。





息子は部首の名前もみんな覚えて、何ヘン、何づくり、何かんむり、と説明してくれる。







息子がよく、「ママ、○○っていう漢字、知ってる~?」と話しかけてくる。




私は、「さすがに小学生が習う漢字は、ママ分かるよ~」なんて余裕ぶっこいていた。




けど、成り立ちどころか、部首の名前すら、案外知らないことが分かって、呆然とする。







そう、


私はたくさん勉強してきたつもりでも、実は頭なんて使ってこなかったのだ。




暗記することは苦にならなかった。



それプラス、答えがひとつに決まっている問題を、ある程度速く解けただけ。


事務処理能力の延長みたいな勉強。








私は最近、歴史小説を読んでいる。




歴史なんてまったく興味がなかったけど、ふと思い立って、読んでいる。


これが、面白い。




読んでいて、かつて暗記してきた年号や、人物や、出来事が、


「あっ!ここで、こうつながってくるのか!」


と、面白い。




いかにこれまで単なる暗記に終始してきたか、身に染みる。



全体像なんて何も分かっていなかったし、知識を得ることを楽しんでもこなかったことが、よくよく分かってきた。







息子みたいに、単に「興味があるから」「知りたいから」という純粋な動機で学ぶことは、宝みたいだと実感する。






高貴な宝みたいなものを、心にたくさん持つ息子。




興味を示す部分を、大切にしてあげたいな~。








息子が学校から帰って、面白いことなんて何もない と大泣きするのも分かる気がする。







・背筋はまっすぐ!


・手はお膝!


・目は先生を見ろ!


・おしゃべりするな!


・前を向け!


・動くな!


・笑うな!


・よそ見するな!


・窓の外を見るな!


・消しゴムを落とすな!


・手遊びするな!


・席を立つな!





と、延々と言われ続け、息子が(つまらないな・・)と感じるのもムリはない。






もちろん、姿勢を良くするとか、集中して聞くとか、訓練されていることに意味がないとは思わない。


先生も、子どもたちのことを思って、よかれと思って、教えてくれていることに、感謝もしている。



けど、


息子が学校に馴染まないとしても、特に驚くことではないな~。









学校は、上手く折り合いをつけて、こなしていくしかないかもねぇ。



それ以外で、息子の興味のあることを、いくらでも追及できる環境を与えていこうと思う。