小学生の脳 | あっぷ指導会船堀教室のブログ

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とりわけ、3歳までに一定の処理能力が決まると言いますが、ここに誤解があります。あくまでも潜在的な力を育む時期であって、もっとも思考の技術を習得するのは小学生の高学年のときです。言うなれば、思考の基礎力が技術によって固まっていきます。

 どちらかというと、左脳的論理、理性の力がこの時期、急速に成長します。この思考の成長期を上手に過ごせたなら、その先の大学受験、あるいは、もっと難しい社会への進出に効果を発揮することになります。

 よく子供には天使と悪魔が同居していると言いますが、それは真実だと思います。弱い立場の人間を助けたいという気持ちはとてもある一方で、自分を守るために必死に人を蹴落とそうとするのも子供にある行動です。ここに論理はありません。彼らはとても幼いので感性に促されて行動します。

 しかし、ここでやはり、思考の技術が必要です。清らかな正義の感性が働くときは、それをとことん突き抜けさせることでしょうが、、邪悪の感性、悪魔の感性が暴走する際に働かせるのが、左脳の力です。冷静な論理の力です。まさに、小学生の高学年の時期に、脳の内部において、左脳の力が成長します。

 文章の読み取りも、感性の力だけではなく、思考の左脳的技術が意味をなします。左脳の発達はまた、右脳にもよい影響を与えるので、論理がひらめきを誘発します。たとえば、算数の問題です。


 文章題の条件を上手にたどっていくと、ぱあっと世界が見える瞬間があります。論理的に条件入れをしていく先で、ひらめきが誘発され、一気に答えへたどりつきます。景色が一変するような、見えたー!という感動こそが、算数の醍醐味です。左脳と右脳の両方が活性化するので、とても文章題は優れた学びだといえます

 よく勉強の仕方がわからない、という子は多くいますが、本当にその通りです。どのように勉強するか、その取り組み方次第で、人生は大きく変わります。やはり算数、数学にはそれを習得する方法があります。国語にもあります。社会、理科にもあります。

 どのように勉強するのが正しいのか、といつまでも悩んでいたり、あるいは、何をするべきか判断がつかず、いつも足踏みしているのなら、いっそ思い切り、切り替えのスタートラインをつくることです。

 そもそも学習は技術です。どんなに潜在的な力があったとしても、それを眠らせているだけでは、思考力は成長しません。何よりも仕切り線をつくり直し、正しい学習法を始めるなら、それが仮に、一日たち、一週間たち、一カ月がたち、そして一年がたったとき、おそらく、正しいその学習慣化が、自分の見える世界を大きく変えてくれるに違いありません。