頭を働かせていれば、いずれ疲れが出てきて、やがて意識が朦朧とした、いわゆる「頭が働かない」状態になります。
このような時は無理をせず、素直に休息を入れるのが一番の方法です。
だからと言って、5分おきに休憩をしていては意味がありません。
ポイントは、1時間ごとに休息を設けることです。特に中学受験の場合、多くは45分の試験時間となっていますので、最低でも1時間ほどの集中力を持続させないことには、好結果は期待できません。
人間の脳は不思議なもので、学習を始めて1時間ほど経つと、脳の活動が活発になるそうです。
したがって、一度学習を始めたら、1時間は机に向かうようにして、途中で中座することがないようにしたいものです。
そのためには、予め誘惑となりそうなもの(電話やテレビなど)は遠ざけておき、トイレにも事前に済ませておいて学習に向かう環境を整えておく必要があります。
かといって、長時間学習すれば良いというわけではありません。
経験上の話しになりますが、おそらく集中が持続するのは3時間が限度ではないでしょうか。
したがって、最低でも1時間学習し、長くても3時間以内に一旦区切りをつけるように計画を立てるのが適切だと思われます。