「一緒に発表会に出ようよー」
彼女のその一言に始まった。
6月にある楽器店主催の音楽発表会に出場するために
中学生時代の仲間と数十年ぶりに再会して、その日の練習は始まった。
ポロン、ポロ〰️ン、
それぞれが持つウクレレとパート分けした役割の音色が響く。
休憩の度に昔話やら今どうしているとか話が弾む。
「じゃあもう一度、この曲をー」
気がつけば夕方近くになっていた。
このテンションを維持しながら、本番に向けて頑張ろう!
ウクレレの音色は、自分の満足で終わるかも知れないが
きっと価値のあるものになると信じている。