トンビがカラスの群れに追われていた。




増えすぎたカラスが自分たちの縄張りを広げたいのだろう。




執拗に追いかけまわし、その空を自分たちのものにした・・・。






カラスの群れがやって来た。




巣から落ちたヒナに貪りついた。




親鳥の抵抗も無視され




カラスが去った後にはヒナを呼ぶ親鳥の声が




だんだん小さくなっていった。






嫌われることなんて平気。




相手が困ることが自分たちの力と誇り




自分たちの利益こそが正しい道と考える。




昔から世界征服を企む連中にろくなヤツはいない。




やがてヤツらに天罰が下ることを私は願っている。




カラスにもあの国にも・・・。