その時間になると、人々が集まって来て
火に薪を焼べることから始まる。
物置からホウキやバケツ、雑巾を出す。
湯を沸かしてから飾り付けをする。
準備が整うと宮総代の挨拶があり、歳旦祭が始まった。
今年私は当家があたっている。
それは信仰の自由とか、個人の権利をこえた順番というかたちで回ってくる。
意味があるのか?必要なのか?という疑問を抱きながらも
いつの間にか神社という空間に溶け込んでいく。
大切なのはそれを必要と感じる人々のために、世話をする人間が必要だということだろう。
世話をする人間がいなくなった隣の村では、昨年『宮じまい』というかたちで神社のまつりごとをやめたそうだ。
それも仕方がない時代なのだろう。
近くの寺から除夜の鐘が聞こえてくると、
新しい年が始まった。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。m(__)m