薄い黄色ん?これは・・・、この香りは・・・、キンモクセイのいい匂い。大きく鼻から深呼吸をする。いろんな思い出が甦る香り。現実をしばし忘れる香り。この薄い黄色は、私をそこにどんどん引き寄せる。この薄い黄色は栗ご飯になる前のナマの色。私が拾い集めた栗は今夜、胃袋に入る。