ツルンツルン「おはよー」校門で登校してくる児童たちに声をかけると「おはようございますー」と、元気に笑顔で応えてくれる。「道がツルンツルンやったー」ほっぺたと鼻を真っ赤にして子どもたちが笑う。「あれ、雪かなぁー」運動場に寄り道して、先生に「早く行きなさい」と叱られる。わざわざ凍って滑りそうな場所を、選んで歩いて行く。“アブナいよー”と言う言葉は、余計なお世話なのかも知れない。これからそれを学ぼうとしているのだから。「わー、ツルンツルンや~」