「えっ、今から?」
きっと、日暮れまでには帰れるよ。(^0^;)
消防団の訓練を終えて帰宅したが、今日を逃してはもったいない。
西行庵へ向かった。
坂道を登る。
山道を登る。
そして、せっかく登ったのに道標は山を下る。
「西行く~ん、なんでこんな所にお家を作ったのー」
(・_・;)
急斜面の細い道を下ると、紅葉の中に西行庵はあった。
汗を拭き、見上げる空は狭い。
ここにどんないいことがあったのだろう?
来るだけで、こんなに苦しいのに。
帰り道、標識は来た道でなく違う道へ行けと書かれていた。
素直な私は言われた通りの道を行くと、
『崩土のため行き止まり』ってロープが張られていた。
“なんでやねん!”
震える足で来た道を戻る。
そしてまた、山道を登り坂を下る。
素晴らしい秋晴れだよ、西行君。