昨日、ドラフト会議の様子を車のラジオで聴きながら

今年もまたくじ運の弱さにため息をついた。
それにしても、あの球団のくじ運の強さには妬みすら感じてしまう。

昔、プロ野球界では人気と金のある球団がいい選手を独り占めしていた。
そこで球界のバランスをとるためにドラフト会議が始まった。
当初は下位の球団から順に選手を指名していたが
球界で力を持つG球団とL球団のオーナーが
選手の希望も考慮すべきだと言い
影でお金が動いたと問題になった逆指名制度で偏りがでた時代もあった。
その後、“公平”というそれらしい理屈で全球団が希望する選手を指名し
複数の場合はクジで交渉権を得るという現在のシステムになったと記憶している。
必ずしも1位指名で獲得したからといって、その選手がすべて活躍するわけではない。
下位指名で入団しても一流と呼ばれる選手もたくさんいる。
むしろフリーエージェント制度の方がよほど問題だと感じる。
この世のには公平、平等、すべての人の満足なんてない。
いつの時代も、どこの世界でも
損をする者、得をする者が必ず存在する。
それはシステムだけでなく、悲しいかな避けられない“運”の有る無しも公平、平等ではない。
ただ、人として生きて行くうえで
自分の欲だけで動くのは望ましくないと思う。
損得を優先すると恨みが残る
真心を優先すると信頼が残る
どこで聞いたか忘れたが、これは大事なことだと思う。