「燃えてないか?」



少し離れた畑で作業をしている人から電話がかかった。



外に出ると100メートルほど先のお稲荷さんのそばに炎が見える。



火事や!



消化器を持ち、近くにいた人たちに声をかけ走る。



消化器のピンを抜き、ホースを炎に向けてレバーを握る。



八秒ほどで消化剤は終わったが大きな炎は消えた。



他の人たちに近くにあった水道からホースを引っ張ってきてもらい


お稲荷さんのまわりの燃えている木に水をかける。


その間に119番に通報する。



「火事ですか!救急ですか?」



“火事です!”



場所を告げるとスマホに消防本部からの火災発生の連絡が入る。



なるほど。いつもこのタイミングで連絡が入るのか・・・。



状況を告げると、その内容がメールで送られてきた。



5分かからずに消防車両が到着する。



なるほど、なるほど・・・。



初期消火と通報者である私は、警察と消防に報告書作成のために



状況やら事細かに何度も同じことを聞かれた。



面倒臭せーぞ。



早い発見だったので大きな火災にならなくてよかった。








いつも、突然なんだよなぁ。(;^_^A



でも、訓練通りに的確にできたと思う。



失敗は許されない。



だって消防団長なんだもん。(>_<)ゞ