夢物語四国の真ん中夢物語は列車の席に着いた瞬間から始まった。窓から見える景色はローカル線らしく列車に向かっていろんな人が手をふってくれる。このたった3両の列車が、みんなの夢を運ぶ列車であってほしいと思う。消えかかる同じローカル線の走る町の人間としては・・・。寂れた駅舎を見るといつも考える。なんでここに人々は帰って来ないのだろうどうして都会の分刻みの慌ただしい列車を選ぶのだろう。べつにここでのんびり暮らせばいいじゃないか。日本がだんだん小さくなって行く。