「こんなん見つけたー」



息子が持って来たのは私が小学生の頃に誕生日にお婆ちゃんに買ってもらった将棋盤だった。



“将棋やってみるかー”



そして息子と毎日ほど将棋をするようになった。




なかなか勝てない息子はため息をつく。



そんな簡単に負けてたまるか。



私が将棋を始めたのは小学校1年生だ。



当時長期入院中だった私は時間がたっぷりあったので



病室の仲間と一日中将棋をしていた。



お医者さんや見舞い客をつかまえては将棋をしていた。



上手くなるためには数をこなすに限ると私は確信している。