2日間の防災士研修を受講し、試験を受けて来た。



朝9時から夕方5時半までの研修はさすがに疲れた。



講師の方からいろんな話を聞いた。



被災地の避難所では数日間、人の泣き声と罵声しか聞こえなかった…。



そこでほ励ましも善意もなんの意味もないと感じた…。



もし災害がおきて、自分たちで避難所を運営しないといけないとしたら



様々な人たちを自分は受け入れることができるのだろうか?





熊本の大地震の後、たくさんの人たちが避難所になる学校に集まってきたそうだ。



何の秩序もなく、われ先にいい場所を取ろうとする人たちがいた。



誰が悪いわけでもないのに、人を責める怒号がますます状況を悪化させる…。



ふつうではない状況でパニック状態になってしまうのもそれは仕方ないのだろうが…。





以前こんな話を聞いたことがある。



東日本大震災の後、ある避難所に女性の生理用品が届いたそうだ。



するとそれを見て年配の男性が「こんなものを送ってくるなんて不謹慎だ」と怒って突き返したらしい。



いやいや、それは必要なものだろう。



でも、それがわからない人もいる。



知識もなく配慮もできず、感情的で下品な人間がいる。



人によって救われる時もあれば、人によってすべてが嫌になることもある。



でも、だからといってそこには選択肢はない。



それが被災地なのだろう。



この世には2種類の人間がいるそうだ。



努力する人と、



その努力に頼る人。



人の努力に頼るのも時には仕方ないけれど



人の足を引っ張るのだけは良くないなぁ。