地区の秋祭りが終わり



関係者が集まって酒を飲んだ。



「子どもが少なかったなぁ」



「いっぱい飲み物が残ったなぁ」



そんな反省もほどほどに



長老連中は昔話と自慢話で盛りあがる。



「もっと祭りが盛り上がらなアカン!」



その結論は半ば強制的に参加させる手段のようだ。



各隣組に役割分担とか



個人的に子どものいる家に電話するとか



それが地区のためだと信じている。



人々が来ないのはなぜか。



その問題点に気づかない限り



解決する方法も見つけられないだろう。




たくさんの餅を拾った。



嬉しいけど、



これも問題だ。



強制的に餅代を集められるのだから…。