午前中、中学校の部活をのぞきにいきました。




今月末の試合で3年生は引退です。




毎年この時期の部活は独特の雰囲気があります。




時間を惜しみ、とにかく最高の状態で試合に臨みたいという気持ちが伝わってきます。




男子は休憩もとらず猛暑の中練習をしていましたが、




女子は参加者が少なく、ダラダラと日陰にたまっています。




今年度から新入部員を取らないという方針に、少し先が見えなくなっている感じです。




「ボール出しをするから、練習をはじめようや」




声をかけてやっと腰をあげました。




「最後にどんなテニスをして終わるかで、今までやってきたことがいい思い出になるから・・・」




説教じみたことを言ってしまいました。




このテニス部に何年もかかわっていながら、自分自身も結果を出せませんでした。




子どもたちの何人かは小学生のジュニアテニスから始めて、中学校でテニス部に入り




最後の夏で巣立って行きます。




「ありがとうございました」




終わった瞬間、声をかけてもらいますが




涙をこらえるだけでどうすることもできない自分・・・。




来年はこのテニス部の本当の最後の夏になります。




まだ燃え尽きてしまってはいけないのです。まだ・・・。




by 里田