毎日顔を合わせていれば、さすがにお互いのことが分かってくる。
彼は私のところにドライバーとしてやってくる前、約17年に渡ってあるバングラデシュ人家族の家に仕えていた。
その家の管理全体を任されていて、そこの夫婦からは家族のようにとてもよくしてもらっていたそうだ。
しかし、長年勤めたこの夫婦は数ヶ月前にアメリカへ移住してしまったため、イドリスは職を失い、その後自分でビジネスにもトライしてみたのだが、パートナーにだまされて負債をかかえてしまったのだという。(こういうことはよくある話だ)
イドリスの前のご主人というのは医者で、専門は肌と美容整形らしい。
(基本的にイドリスとの会話はベンガル語なので、情報に多少の誤りはあると思うが…)
どうやら若い頃に日本で勉強をしたため夫婦ともに日本語が分かるらしい。
そして、イドリスの仕事というのは家の管理やドライバー業務だけではなかったのだ。
なんと、このドクターのアシスタントとして手術に立ち会っていたというのだ。
それも、毛の移植手術に…。
もちろんイドリスに医師免許なんてないし、それを問う患者もいない。
「私は本当に腕がいかったんですよ!!!」
と嬉しそうに何度も語っていた。
でも確かに、免許なんかなくたって、13年もの間アシスタントを勤めていたら、そりゃあ結構なベテランになるだろう。
もともと技術屋さんていうのは、机上の勉強よりも師匠についてどれだけ経験と実践を積むか!ということの方が大切なものなのだから、本来は資格や免許にこだわるものではないのだと思う。
それにしてもイドリス、そんなに腕のある毛髪移植者ならばどうして自分の毛は移植しないのだろうか?
さり気なくそんな素朴な疑問を投げかけてみると、、、
「私は既に結婚して子供もいるし、毛髪移植なんてする理由もないですから」と。
さて、毛髪なんて気にしないイドリスはこちらです!
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私が50歳は超えているだろうと思ったのは、決して検討はずれではないと思うのだけれど。。。。
(実は今でもちょっと疑っている…)
ちなみに若かりしころのイドリスの写真を見たことがあるけれど、毛もフサフサで意外にもなかなかの男前だった。