若い人になればなるほど「?」と思うでしょうね。
昔は消防士の出動の時には棒を滑り降りてたんですよ。
このすべり棒は全国の消防署で昭和40年頃から設置され使われていましたが、滑り降りるときに摩擦でやけどしたり足をくじいたりして危険が伴うため昭和50年頃から階段が使われるようになりました。
実際にすべり棒と階段で出動時間を比較すると、階段の場合は22秒、すべり棒では35秒。
階段の方が速いじゃない!
ま、ケガ以上に思うところがあったんでしょうか。
「…これ、階段で下りた方が速くない?」って。
で、現在ではほとんど使われてませんが階段と併用している消防署もあります。
使われなくなったすべり棒は撤去されて穴は埋められていることが多いそうです。