今年秋になって、エチゾラムとゾピクロンという成分が向精神薬に指定されました。
これだけ聞いてピンとくる人は医師や薬剤師、あるいは一般の薬の個人輸入利用者(熟練)ですね。
国内で普通に利用している人にはあまり大きな影響はないかもしれません。
今回は特にピンと来てしまった一般人たち向けに、エチゾラムの代替となりそうな薬について考えてみたいと思います。
もともと例外的な扱いだったデパス、エチラーム
デパスやエチラームを利用したことがある人ならわかるかもしれませんが、飲むだけでこんなにも変わるのか、というぐらい精神状態に変化がでます。
多少うつのような症状だったり、人見知り、対人関係があまり得意でない人だと、特に実感をされるのではないかと思います。
通常の人でもエチラームを飲むだけで、緊張や不安などがあっという間に解消されるのがわかると思います。
それぐらい、デパスとエチラームという薬はすごい効果を発揮してくれます。
これらの薬にはエチゾラムという成分が含まれていて、この成分は精神を安定させる効果があります。
同じような働きをする薬もいくつかあり、抗不安薬などと呼ばれたりもします。
しかし、デパスやエチラーム以外の同じような働きをする薬はみな、国内の医師でも処方に制限が合ったり、海外から一般の人が個人輸入することも禁じられています。
これらの薬は効果が実感しやすく、確かに多くの人に求められている薬なのに、なぜこのような不便なことになっているかと言うと、効果が強すぎて危険だからです。
このような精神科で利用される薬のうち、取り扱いに制限が掛かっているものは向精神薬と呼ばれており、これに指定されると決められた範囲の量しか処方できなかったり、海外からの国内への持ち込みが制限されます。
そして、それらを制限する法律は、麻薬及び向精神薬取締法と呼ばれています。
つまり麻薬と同じぐらい危険という理解をされているということですね。
どのように危険かというと、薬に依存してしまい乱用したり、他人に危害を加えたり、あるいは自殺を図ったりするリスクが強いからです。
エチゾラムには、強い抗不安作用と即効性があります。
この抗不安作用は、他の向精神薬と比較してもかなり強い方です。
そして効果が出るのが早く(1~2時間)、かつ薬が切れるのも早いです。(6時間程度)
薬の効果を実感しやすいのですが、その分薬が切れると直ぐにわかりますし、効果が短い分、連続して使いたくなってしまいます。
そうするとだんだん薬から離れられなくなります。
これがエチゾラムを含む向精神薬の依存までの流れです。
このようなことが日本のあちこちで起こらないよう、日本政府は厳しく取り締まっているのです。
ところが、このエチゾラムについては、発売された当初からその効果が知られていたにも関わらず、向精神薬に指定されていませんでした。
理由は明確にはなく、政府の怠慢と考える人もいますし、成分自体が少し特殊で本来禁止の対象となっているベンゾジアピンとよく似ているが同じではないところが、すり抜けるきっかけになってしまったとも、あるいは発売元のメーカーとしても使用に制限をかけてほしくなかった、という思惑があったとも言われています。
いずれにしても、本来禁止されるべきような効果を持っていたにも関わらず、エチゾラムはなぜか向精神薬に指定されず禁止されていなかったのです。
デパスの個人輸入が始まったときは、非常に人気となりました。
あわてて政府が一部制限をかけたせいか、販売している業者が減ったこともありました。
しかしジェネリックのエチラームが登場してから、引き続きこのエチゾラムはずっと販売が行われ、国内に自由に持ち込みができるようになっていたのです。
それが今回ついに向精神薬に指定されたことで、エチゾラム自体が国内持ち込みができなくなり、海外個人輸入を活用したエチゾラム購入に終止符を打ったのです。
国内では医師の処方方法も変更になり、今まではわりと気軽に処方していた医師も処方に制限をかけることになります。
薬局は管理の方法が変わってより厳重になるので、慌てて対応をしているようです。
今回の変更は個人輸入や通常の医療従事者含めて大きな影響が出ました。
しかし、本来はあるべき姿に戻ったとも言えますので、一部の向精神薬指定を訴えていた方たちはついに念願かなったとも言えます。
どうするエチゾラムの個人輸入
先ほど記載したように今後エチゾラムを国内に持ち込むと麻薬および向精神薬取締法に引っかかります。
弁護士ではありませんので、刑罰や刑期についてはあまり詳しくはありませんが、前科はつけたくないものです。
例え、購入できる場所があっても個人輸入は避けるべきです。
ありがたいことに、これまでインターネットでよく見かけた業者もほとんど販売停止対応を行っていますので、今後よほど悪いことに手を染めない限りはこのエチゾラムを自身で手に入れることは難しくなります。
これまで個人輸入をしていた人は、改めて病院等で処方をお願いするか、あるいは似たような薬を探すしかありません。
では、似たような薬は何かあるかというと、正直ありません。
エチゾラムは唯一、向精神薬指定から免れていた成分ですから、同じような効果をもつ代替はありません。
もしどうしても病院へいかず、引き続き同じような効果のある薬を個人輸入したいと考えるのであれば、気持ちをハッピーにしたいのか、あるいは一時的な不安を解消したいのか、など用途を細かく分けてしまって、それぞれに合わせて薬を飲むほかないと考えています。
では、どんな薬を選んだら良いでしょうか。
鬱気味で人と会うのが億劫、引きこもり、精神的にいつも苦しい、ストレスを感じているような人
抗うつ薬を飲みましょう。即効性はありませんが2~3週間継続して飲むと効果がでてきます。
突然の不安等を拭う力はありませんが、もし軽度でもうつ病なのであれば、この薬によって毎日をハッピーな気持ちに代えてくれる可能性は十分あります。
一時的な不安を解消したい
これは非常に難しいです。上記の抗うつ薬を常にのみ、もともと不安を感じにくい状態にしておくことがベストです。
もしどうしても上記が実現できず、かつ不安の解消方法として眠ってもよい、というのであれば、睡眠導入剤をおすすめします。
睡眠導入剤として有名だったアモバン(ゾピクロン)も今回のタイミングでエチゾラムと一緒に向精神薬指定されましたので、この人気の薬は利用できません。
しかし同じような薬のエスゾピクロン(薬名:ルネスタ)はなんと今回の向精神薬指定も免れているようです。
もし眠っても問題ない状況であれば、このエスゾピクロン入りの薬(ルネスタやルネスタジェネリック)を利用するとよいでしょう。
エスゾピクロン入りのジェネリックとしては、ハプナイトやフルナイトがあります。
ふたつともエスゾピクロン2mg入りですが、1錠あたりの価格はフルナイトのほうが安くなっています。
エスゾピクロンは人気の睡眠導入剤アモバン(ゾピクロン)と同じような作用があります。
持続時間は6時間程度ですので、長く眠ると薬の影響がほとんどなく、寝起きもつらくありません。
また、薬の効果は10~15分ぐらいで出てきますので、この点ではエチゾラムよりも早く効果を出してくれるでしょう。