禁煙治療は最近になっていろいろな薬が登場したり、パッチ、ガムなどの服用タイプの種類が増えてきました。
そんな中でも、未だに非常に人気の禁煙治療薬といえば、チャンピックスです。
チャンピックスは、禁煙成功率が90%を超えることから、禁煙したいのにできない多くのヘビースモーカーが活用していると考えられます。
しかし、チャンピックスには副作用について、いろいろな噂が流れています。
一体どんな副作用があって、副作用が出てくるとどう対処すればよいのでしょうか。
今回はこのチャンピックスの副作用に関するお話を紹介します。
チャンピックスの簡単な概要
チャッンピックスはファイザーから発売された、禁煙治療のための薬です。
バレニクリンという成分が入っていて、ニコレットなどのようなガムやパッチタイプのものと比較すると、普通の薬に近い、水で飲む錠剤タイプです。
バレニクリンとい成分の働きは、ニコチンのようにニコチン受容体に結びつきますが、快楽物質であるドーパミンの分泌がニコチンの半分しか出ないということで、ニコチンに対する依存レベルを少しづつ下げる際に、有用であると考えられています。
ちなみにニコレットにはニコチンが入っており、こちらもニコチンの量を段階的に減らしていくことで、禁煙をサポートするのが狙いです。
2016年現在では、保険適応もされており、アンケートや喫煙歴、過去の治療経験等をもとにチェックをして、問題がなければ保険適応とされます。
12週間(約3ヶ月程度)治療を続ける必要があり、薬を毎日飲みますのでお金がかかりますが、タバコの費用と比較すると、むしろ少し安く、今後タバコを購入し続けないという点を考えても、経済的なメリットがあると言われています。
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チャンピックスの有名な副作用
薬には必ず副作用がついて回ります。
そして、チャンピックスにも副作用があります。
主な副作用としては消化器官やそこから来る吐き気などが多く報告されています。
その他には、異常な夢を見たりする可能性もあります。
吐き気、頭痛、異常な夢、不眠等は、チャンピックスが持っている代表的な副作用で、これらの発症頻度は5%以上はあると考えられています。
この5%というのは、薬の副作用の詳細を検討する際には、見ておきたいポイントです。
多くの副作用は5%以上、1~5%未満、頻度不明、などと発生頻度別に分けられますが、このうち5%以上のものはよく現れる副作用として扱われます。
チャンピックスの添付文章では、吐き気・便秘・鼓腸(お腹が張ること)・異常な夢・不眠症・頭痛などが頻度5%以上に分類されています。
この副作用が現れた場合は、そのまま経過観察をしたり、量を少し調整したりすることが多いです。
どうしても現れてしまう副作用ではありますが、治療が完了できなくなってしまいますので、ひどくなったらすぐ止められるよう確認をしながら、服用を続けることになります。
また、同じ患部で違った副作用がでる場合ももちろんあります。
特にチャンピックスの副作用は、胃腸周りや睡眠、メンタル系の症状に現れることが多いようです。
上記周辺でもし異常を感じたらチャンピックスの副作用の可能性は高いです。
一例としては、胃の不快感や下痢、口の中が乾いたりする症状も、頻度は低いですがチャンピックスの副作用の一つです。
また、性欲減退やうつのような症状、睡眠に関するその他の症状も、チャンピックスの副作用の中に含まれています。
病院で処方してもらう場合は、先生から指導がありますが、自身でも上記の症状を注意してみておきましょう。
チャンピックスの重篤な副作用は皮膚に現れやすい?
どの薬にも頻度は低いですが、必ず重篤な副作用があります。
インターネットで調べるとチャンピックスにも、様々な副作用の噂が流れています。
まずは、添付文書に書かれている、ファイザーからの重篤な副作用の報告について見ていきましょう。
まず、重篤な副作用として報告されているのは、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンジョンソン症候群)、多形紅斑、血管浮腫、意識障害、肝機能障害、黄疸となっています。
聞き慣れない名前も多いと思いますので、症状を簡単に紹介します。
スティーブンジョンソン症候群・多形紅斑
スティーブンジョンソン症候群は、日本では難病にも指定されている怖い病気です。
症状は皮膚に赤いアザのようなもの(紅斑)や、水疱のようなのものがたくさん現れます。
皮膚や粘膜だけでなく、目などにも現れ最悪の場合失明することもあります。
症状だけ聞くとちょっと身体に異変が出た程度に思ってしまいますが、重症化すると大変ですので、皮膚へこのような症状が出たら服用を止めて医師に相談した方がよいでしょう。
血管浮腫
血管浮腫になると、顔や唇、舌などが腫れ上がります。蕁麻疹と併発して重症化する場合もあります。
遺伝性のものもあり、その場合は難病指定されていますが、薬によって一時的に発生してしまったものについては、適切な処置をすれば症状を抑えることが可能です。
女性の場合だと月経の問題や、ストレスで出てくる場合もありますので、通常の場合は原因の特定が難しいです。
しかし、薬の場合は薬の服用を止めれば症状が緩和される可能性が高いので、このような症状が出た場合は服用の停止と医師への相談を行いましょう。
肝機能障害、黄疸
肝機能に影響がでて、その影響で黄疸が出てくる可能性があります。
乱暴に言ってしまうと、肝機能で通常処理している黄色い物質が、肝臓がうまく機能しないことで皮膚等に現れてくる症状です。
顔や皮膚が黄色くなりますので、症状としては発症した場合わかりやすいです。
正確には様々な体内物質の数値を測定し、異常値が認められるかチェックをしなければなりません。
こちらも症状が出た場合は、病院で検査を行う必要があるでしょう。
意識障害
傾眠と呼ばれる、いわゆるうとうとした状態というのは、頻度は低いですがチャンピックスの通常の副作用の中に含まれています。
意識障害というのは、本当に意識が朦朧とし、喪失したりするような、重度な状況です。
これ自体も同じような症状が続くと危険ですが、普段の生活で意識を突然失うと、交通事故に巻き込まれたりする可能性があり、非常に危険です。
普段眠くならないような状態で、うとうとしてしまうようなことがあると注意が必要です。
ちなみにチャンピックスは24時間近く体内で物質が作用し、そして12~24時間おきに薬を服用し続けます。
なので服用期間中は、薬の服用タイミングに関係なく、全ての時間帯でこの症状に注意する必要があります。
薬を飲んで時間が経ってからだったので、ただの眠気かと思っていた、という場合もあり得なくありません。
上記が、チャンピクスの添付文書で紹介されている、重篤な副作用です。
いずれも直ぐに目に見えて確認ができるものですので、ちょっとでも近しい症状がでたら注意が必要です。
残念ながら頻度は不明ですが、頻度があまりにも引くすぎて不明ということなので、あまり怖がる必要はないでしょう。
そのほかインターネットで調べると噂されるチャンピックスの副作用については、「自殺企図」があります。
なぜこの副作用が噂されるようになったかというと、2012年にチャンピックス服用中だった患者が自殺した事件が発端です。
遺族がこのチャンピックスという薬の原因ではないかとして、強く非難したことがことの発端です。
遺族などの報告によれば、チャンピックスを服用したあとの被害者は、非常に精神的に荒れた状態となっており、その後突如自殺したと言われています。
この自殺企図の前に、吐き気や不眠等の症状を強く訴え、医師に相談していましたが、医師が継続して服用することを勧めており、遺族はこの点を強く非難したと言われています。
チャンピックスについては先ほどの添付文書の記載の中で、明確に自殺企図の記載はありません。
しかし精神的な悪影響を及ぼすというのは副作用の一覧からも見て取れますし、またうつのような症状が出るというのも、頻度こそ低いですが記載されています。
このケースはおそらくうつのような症状などが出てきたり、あるいはもっと精神的に錯乱を起こすような症状が合った可能性があります。
明記していないので分かりづらいですが、他の副作用から推測するに可能性としてはあり得ます。
チャンピックスはどのように利用したらよいのか
上記のケースは稀ではありますが、可能性は0ではないので、よく考慮して使用する必要があります。
特に精神的な状態に関わる副作用(傾眠等の睡眠、意識障害も含む)が出た場合は、非常に気をつけるべきでしょう。
幸いなことに、上記のケースも突然ではなく、精神的に不安定という前兆がありましたので、この状態で適切な処置を行うことが重要です。
自身では対応が難しくなってしまう可能性もありますので、最も安心なのは周囲の人に自身がチャンピックスを服用することと、上記のようなケースがあったことを伝え、何か不慮な事態になっても、リスクを抑えられるような状態にしておくことをお勧めします。
医師も上記の副作用は把握していますが、程度によっては服用の継続などを進めることも十分あり得ます。
保険適応は、1年以内に薬による禁煙経験がないことも入ってきますので、医師としても1回でしっかりと禁煙まで導きたいと考えるでしょう。
しかし最後に異変を判断できるのは、もっと身近な方でしょうから、医師だけに頼らず、周囲の人に助けをかりながらチャンピックスを服用するようにしましょう。
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