これは、脱北者が10歳のときに目撃した公開処刑の様子を描いたものだ。

教師が突然授業を中断し、生徒たちを処刑されている場所に連れ出した。

幼い生徒たちは、木に縛られた人々が銃殺されるのを見ることを余儀なくされた。 

北朝鮮における公開処刑の事例は、2020年まで毎年記録されている。

収集された証言によると、公開処刑は市場、河川敷、運動場など、多くの人がアクセスできる開けた場所で行われている。 

そのため、通りすがりに偶然公開処刑を目撃するケースもあるが、一般的には、学校や国有企業などの関連機関や組織を通じて、子どもを含む住民を動員した上で公開処刑が行われる。 

ある脱北者は、2018年に1000人以上が参加した公開処刑を直接目撃したと証言しているが、そのほとんどは工場や国有企業を通じて組織されたものだった。

公開処刑の目撃者の大半は、それを目撃したことで大きな精神的苦痛を受けたと証言している。

ある証人は、目の前で人が殺されるのを初めて目撃したため、怖くて数日間まともに食事も睡眠もとれなかったと述べた。 

また、別の目撃者は、人が撃たれて地面に倒れる光景がいまだに忘れられず、夜ひとりでいるときにその光景を思い出して苦しみ、苦痛を訴えたという。