都立高校の合格発表は試験日から役十日後になります。かなり長いですよね。その間、一旦忘れたり、落ち込んだり、開き直ったり、と色々な感情が起きるのですが、彼女は、大きな目標のもと、そんなにソワソワしませんでした。それは、

 

高校に入るまでに垢抜ける

 

具体的には、痩せて、髪の毛をちゃんとして、色々あるそうです。洋服買ったり。確かに、みるみる受験生の顔ではなく、JKの顔になって行きました。

 

そんな中、とうとう合格発表の日の朝。見た瞬間に学校に向かい、報告をして、その後に手続きに行く、が流れになります。ほとんどの子達は制服を着て登校の準備をして8時半の発表を見ます。でも彼女は、

 

発表寸前の8時25分に起きる。

 

その日はたまたまお兄ちゃんも学校がなく、家族全員で寝坊出来る日でもありました。私も手続きがあることを想定して仕事や休みにしていました。なので、彼女のその発言に、あっさり、

 

そっか、じゃあゆっくり寝てて良いのね。

 

と答える私。私もギリギリに起きて娘を起こします。朝方のお兄ちゃんの方がよほど普通に起きて来ました。パソコンを立ち上げ、その画面を準備します。ノロノロしていたので、もう発表が始まっていました。

 

ま、どちらでも良いって言ってたじゃない。見よう。

 

うーん。

 

まだ、このボタン押しても合格じゃないよ、あともう一回押すんだよ。経験者のお兄ちゃんが教えてくれます。

 

そうなの?じゃ、まず押してみる、あっ!

 

おめでとうございます。合格しました。桜吹雪。

 

第一声は、

 

お兄ちゃん!まだ出ないって言ったのにっ!

 

でも、みんなで飛び上がって喜びます。私は確か涙が出て来たはず。

 

ほら、急いで制服着て報告して来な!

 

きっとみんな先生に報告の列で混んでるから後の方が空いてる。

 

そうなの?

 

そんなことを言いながら、ノロノロと出かけて行きました。学校に行くと既にみんな報告して手続きに行ってしまったらしく、誰も会えなかったそう。担任の先生も、他の生徒さんの対応でいらっしゃらなかったそうで、副担任の先生が、

 

もう、心配して待ってたのよ!

 

と出迎えてくれました。外は大雨、車で手続きに向かうことにします。途中、みんなに報告の電話。特にお隣の木村さんはまるで自分のことの様に喜んでくれた後、

 

はなちゃん、運転、本当に、本当に気をつけるのよ!

 

そう、私のことよく分かってるなぁ。。。

 

途中、通勤途中に毎日お参りしていた神社に偶然信号待ちで横付けします。大雨でしたが、お礼参りの意味を教えて一人で行かせます。丁度五円玉もありました。傘をさしてお参りしている娘を遠目で見ながら、やっと合格した安心感が湧いて来ました。

 

学校に到着すると、嬉しそうな親子の列が出来ています。半信半疑に手続きしていると後ろからかなみちゃん親子の姿が。そう、そこで会えて始めてお互いの合格を知ります。かなみちゃん的には同じ学校に入れたね!みたいな手の振り方でしたが、当然ながら、我が家ではヒーローになっていたかなみちゃんの合格を安堵と感謝の気持ちを込めて、二人で目一杯の笑顔で答えました。

 

帰り道。銀座の無印に立ち寄り、塾の先生へのお礼のお菓子を買い、高校に入ったら着るであろう服や、靴などを買って帰り道にお世話になった塾にお礼とご挨拶をしに行きます。そのスパルタ塾は親子で行く雰囲気では無かったので娘ちゃん一人で行かせました。後半、送り込んだ塾には、塾長先生と担当の数学の先生が待っていて下さったので、ゆっくりご挨拶しました。

 

どちらの塾も本当に素敵な先生たちで、私は思い入れが深いです。特に個人塾の方はお兄ちゃんもお世話になっていたところなので、たまたま、三年生は特別進学クラスに上がれた報告もしたりなんかして、やれやれ、と思うとドッと力が抜けて来たのを覚えています。

 

駆け足で書いて来ましたが、これで一旦、娘ちゃんの受験、私の戦い方シリーズは終わります。最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

これから受験に向かう子供達、そして、お母さんたち、そしてご家族の方々が健やかにこの寒さの中を過ごせることを願って止みません。