受験というものは、得意不得意科目があって当然です。もちろん、無いに越したことはありませんが、あっても仕方がない。総じて、受験は科目が少ない方が楽、とも言いますが、私は受験を経験してきて科目数が多い方が良い、と思うようになりました。
数学が不得意で3科目受験と5科目受験。圧倒的に5科目受験の方が有利です。高校入試は総合点勝負なので、他の科目に助けて貰って総合得点を稼げば良い。つまり、助けてくれる科目数が多い方が優位なのです。
入試まで後二日、となった日の朝。
今日は学校休んで、社会全部復習したい。
基本、試験前日までの登校を推奨されますが、その日は朝からゆっくりのんびりと社会を全部やり直したい、と起きてから思ったそうです。
そうなんだね、だったらそうしよう。私は、出勤でしたが在宅に切り替えさせて貰い、彼女に付き合いました。社会は得意科目です。本当ならば、点が出ない数学をギリギリまでやった方が良いけど、得意な社会を寸前にもう一回思い出したい、という作戦は彼女が自然に思いついたものでしたが、非常に有効なものでした。
大好きな社会、良く出来る社会をゆっくりノートを作ったり、過去問を解いたり。その日は、社会の総ざらいをする、と決めていたので、朝から、ずっと、社会のみ、でした。結局前日はおそらくまともに勉強なんか出来ないのだから、彼女はガッツリ詰めたのは社会で最後となりました。
第一志望の高校はオール5で臨むのが当たり前ですが、彼女はそうではありません。当日の本試験でオール5を持って臨む子達と戦うには、不得意科目の数学は不安要素でしかありませんでした。
でも、何故か社会を総ざらいした後の彼女は気持ちが落ち着いたようです。
数学はなるようにしかならない、他の科目に助けてもらう。あっちゃん、国語と英語は絶対70点超える。社会は100点目指す。そしたら数学は何とか耐えたら行けるかも知れない。
そうだよ!他の科目が絶対助けてくれるから。で、数学は何とか耐えよう。捨て問題あっても気持ち切り替えて。数学は2時間目だけど、出来なくて当然、その後の科目で助けてもらう、で気持ち切り替えようね。
うん。
彼女の中戦い方が見えたのは前々日。でもそれで良いんです。
私は、かねてから、焦る子供に必ず言い続けた文句がありました。
焦らなくて良い、本番試験の朝に仕上がってれば良いの。一ヶ月前でも1週間前でも前日でもなくて、その日の朝。
その日の朝に戦える自分になってれば良い、暗記科目なんて何なら試験直前で良い。
彼女は正に、その通り、整った、と自己認識がギリギリの本番試験の前々日でした。でも言うまでもなく
間に合ってます。
そうなんです。間に合ったんです。彼女の戦い方は本番前々日に出来上がりました。それはいくら親がいっても先生が言ってもダメで、彼女の中で、こうやって私は戦う、と確信が持てることが大切です。そして、結果は関係ないんですよね。理由は、林先生の後1日、の動画を見て下さい。
続きます、