新高二になる息子君。
彼が進学したのは所謂、新興進学校。なので知名度はあまり無いのですが、都内の高校受験した人達には、あ、あそこね、と言われる所です。
難関私立高校を目指して、所謂併願、安全校としての合格を頂いた時は本人は、恐らく本望では無かったと思います。私達も、そんな気持ちの延長線に居ました。
でも一年生を過ごしてみて、やはりご縁のある所に決まるものだ、とつくづく思いました。
マンモス高校なので付属中学と合同の体育祭は代々木体育館貸切。文化祭、合唱コンクール、そして球技大会。
都内の高校に通うお子さんがいる方だと、分かると思いますが進学校で偏差値を上げたい高校群は、基本的に行事が少なめです。都立高校に至っては、統一して、合唱コンクールもありません。合唱コンクールって青春だし、何より歌が大好きな息子はとても楽しんでました。
そして、夏休み、春休みに語学留学があります。これは外部業者委託では無く、過去何十年も引率経験のある英語の学校の先生が修学旅行の様に連れて行ってくれるので、とにかく楽。これ、外のエージェントで自分で行かせようと思ったら凄く大変です。説明会から手続きから全部学校の先生がしてくれるので。また、期末試験終了後直ぐに出発。学校内行事扱いなので、欠席とはならず、海外で授業しているカウントにしてくれます。なので丸々一ヶ月行って来れます。かなりのブートキャンプです。
しばらく音信不通でしたが、
俺、レベル分けテストで一番上のクラスになったよ!
と、嬉しそうなLINEが来ました。
えー、凄い、腕に覚えのある子達もいる中、中々です。最も、この高校は、丸一年の留学クラスもあるので、彼らには及びませんが。。
こうやって小さな自信を集めて積み重ねて欲しい。そして何より、第一志望高校合格と言う強い願いが叶わなくて、人生ってのは、プランB、を、選択して生きて行くことが多々、なんだけど、実はそれも悪く無いどころか、その方が良かったかも、とか、それこそがリアルに生きて行く証なんだよ、と、実感して欲しいと思う。そう言う人は強い。
ママは、第一希望に受かった事ないよ。大学も会社も。全部落ちた。でもそこから好きな様に生きて来て、凄い幸せ。
そうなんだ。
→自由人の母の姿は、かなり納得感があるらしい。
でもね、中学高校って大切。意外と大学より。そこで色んな経験や勉強するんだよ。社会人になってからそんな暇無いから。
分かった。
と、言いながらも塾で貰った数学の問題集を持って行って無い方が発覚
ま、自分のリスクでね。
成田空港で集合の時、嬉しそうにバスケ部の子達と輪になって話す息子君。少し海外に緊張気味の様子の子もいるけど、ウチは小さい頃から海外も連れ回しまくってるから、威風堂々な感じ。
セキュリティを通り、見送ってるこちらを振り返ってくれるかと思いきや、もー、前しか見えてないのか、嬉しそうに友達とお団子になって消えて行きました。
行ってらっしゃい。
世界を見ておいで。
そして一番上のクラス、おめでとう。