アシスタント郡の再編成という趣旨の席替えが行われて、私は来週から、コジマさんとは席が離れてしまうことになった。
九月に入った頃から、コジマさんの長期夏休みや、色々あってコジマさんが居なくても一人で色々出来るようになっていたから、そんなに不安感は無いけど、あの美貌に毎日触れられなくなると思うとモチベーションはだだ下がり。
最終日、いつもの通り、コジマさんとお隣で仕事の話をしながら、急に思いの丈が止まらなくなって、告白タイムとなってしまった。
オフィスワークに長らく離れていて、何も知らない私をここまでにして下さったコジマさんから離れてしまうのは本当に不安ですけどありがとうございました。でも、もう独り立ちの時期だと思って頑張ります。でも席離れてもチャットで色々教えて下さい‼️
私の通勤モチベーションは、美しいコジマさんに勤怠のご挨拶、
おはようございます
休憩行って来ます
休憩ありがとうございました
お先に失礼します
をするのが3割強だったので、来週から何を心の支えに出勤すれば良いのか分かりませんっ。
いきなりの派遣のおばさんの怒涛の告白に戸惑って顔を真っ赤にしながらも、コジマさんは、
でも、すぐそこなので。何があったら呼んで下さい。
と、小さな声で答えてくれた。
これから、私が決裁してたもの、社員のコジマさんが一応軽くチェックしてからGOにしてたの、どうしましょう。特にお金絡みは、システムがガチガチだから、入力した人のPCじゃないと見られません。
良かったら、今後は、私は遠くなるから、南さんにしてもらって下さい。南さんは私の隣になるおじさん。
いや、コジマさんが良いですっ。
→派遣なのに、人を選ぶ私。
じゃあ、まとまったりしたら、チャットで呼んで下さい。席に来ます。何がなんでもコジマさんに絡んで居たい私。
はいっ
家に帰り、思いの丈をコジマさんにぶつけた話を娘にしたら、
ママ、最後に告れて良かったね。にしても、凄いインキャの世間話もしないコジマさんのこと、そんなに好きって、ママって面白いね〜。
うん、なんか癒されるんだもん。コジマさんの存在自体が。
分かる〜。
三ヶ月過ぎて、仕事も一通り覚えて、席も変わった。
と言うか、数ヶ月前までは、家の近所で時々働いていたのに、大きな変化だよな〜。コジマさんは私の一番不安な時期にだまーって側にうるさく言わないで居てくださった恩人。結構席も遠いし、普段通る通路からも入ってしまう席なので勤怠のご挨拶は出来ないけど、これからも理由をつけてコジマさんにべばりついて行きたいと思うのでした。
ママが居なくなって、コジマさんも寂しいかもね。
そーかなっ。両思いだったらランチとか行きたいけど、まー、何考えてるか分からないからっ。
だよねっ、分かる、いる、そう言う人。
いつかコジマさんとランチ友になりたい 席が離れたからこそ、なれるかもっ。