コジマさんは、ダメな私に色んな事を教える事が、どこと無く楽しそうでした。私も、私で、え、マジで?みたいな事を遠慮なく聞ける静かなコジマさんとのやり取りにとても安心しました。指導者がコジマさんじゃなかったら,恐らく退散してたと思います。アシスタントチームの方々は出来る人達ばかり。エクセルも職人並みです。色んな意味で。。


ある日、封筒印刷をし始めたコジマさん。長年、何故かインクジェットプリンターを使ってパタパタと乾かして居ました。私もお手伝いした時はパタパタしてたのですが、


あそこにある大型カラーコピー印刷機で封筒印刷出来ますよね?


え、出来るんですか?


恐らく真顔


あっさりと出来ました。それからコジマさんはお手紙を送る、と言う作業が格段に楽になった様で、なんか封筒を印刷するのも静かに楽しそう。


しかも封筒にワードとエクセルを連結させての住所録から差し込み印刷で宛名を入れて行く、と言う方法も二人で試行錯誤して、大量印刷も怖く無くなりました。それまで一枚,一枚、ワードファイルを作ってた様で💧


可愛い😍❤️


堀北真希だもんね。


封筒、最近は綺麗に印刷出来る様になりましたよねっ。


はい、お陰様で。


と、席をくるっと私に向けて座ってお辞儀をしてくれるコジマさん。


いえいえ。私は何もしてません。


でも、大嫌いだった封筒印刷に私が風穴を開けたのは事実で→大袈裟


コジマさんは更に親切に色んな事を指導してくれる様になりました。とても声が静かで、耳を澄ませないと聞こえません。私も静かに話す癖が出来て、本当歳を取っても色々学べるなぁと思いました。


コジマさんをハブっていたお局様達も、私とコジマさんと言う不思議なコンビが時に楽しそうに静かに笑ったりしてるのに、


シーン💧


と、遠くから見ていました。多分、コジマさんがあんなに笑ったりするのは初めてなのかも知れない、くらいに笑わせてしまった事もありました。私って素で笑って貰えるらしく。コジマさんは思い切り笑うと顔が真っ赤になりマスクをしてるから過呼吸っぽくなるのですが、


それも可愛い❤️


その頃から、コジマさんへの対応がみんな変わって来て、少し優しくなりました。それまでは営業の人も吐き捨てる様な話し方をする人も居たりして。


そう言う時は、わざと顔を上げてその人をジッと見る様にしてました。おばさん、怖っ!


そうやってコジマさんは気のせいか、程度に少しずつ、少しずつ明るさを見せてくれる様になりました。


続きます。