新卒で入社した際に仲良くなった三人のウチの一人のUちゃんは才色兼備のバイリンガルお嬢様。
その、最強な条件な故に、あるあるの、意外にも、
彼氏がいない、と言う悩みが。。
もちろん、片っ端から紹介して行きます。大学の同窓生、旦那さんの会社の友達、会社で知り合った人の伝手。一回目のデートは、毎回、凄く素敵。月曜日のランチはその報告会で三人で盛り上がります。デート、一回目でも、良いと思ったらキスとかしちゃえば良いのに、と言うと、
はなちゃんは、もう婚約者いるから、お見合いおばさん目線で煽らないでっ と、怒られました。
彼女は、ほぼ、次のデートに誘われるのですが、二回目のデートで、必ずダメポイントを発見してしまいます。
もーさ、もう少し、根気よく会ってみなよっ。私が手挙げたいくらい、な人の時は、マジでそう思いました。
とにかく、Uちゃんは困らない、後から後から来るから、候補が。と言う条件が故に、例えお相手が好意を寄せてくれても、
この人は私のこと、が好きなんじゃなくて、
容姿やスペックが好きなんだと思う。
と言う、謎の自信喪失病に侵されていました。何でも好きって言ってくれてるなら良いのに、何だろーな、いや、モテる人ってきっと疑心暗鬼になるのかな。
思い出すのは、彼女のデートが無い金曜日。遠距離恋愛からの既婚者と言う立場だった私は、駆り出されます。いつも空いてるから
良いよ〜、でも、私が行きたい所にしてっ。
そこは日比谷公園の広場。その頃、鳩にエサをあげるのにハマっていた私は、金曜日になると一時間はエサをあげてから家に帰ると言う、文字化するのにも、痛すぎる事にハマっていました。一応、オシャレは好きだったから、BCBGのミニワンピースにハイヒールとか、中々の格好で、
一人で夕方、
日比谷公園のベンチで鳩にエサをあげる。
痛すぎますね。
何故、夕方なのかと言うと、恐らくハマっていた時期が夏で暑い昼間は鳩がいなかったんですね〜。
上手く行かない恋愛バナを延々と話すUちゃんの話を聞いているフリをしながら、一心不乱に鳩にエサをあげる。これ、ハマったことが無いと分からないけど、めちゃくちゃ楽しいんですよね。。
一袋目、二袋目、、、無くなった。
さ、三袋目に行こかっ
立ち上がった瞬間、凄い力で、引き戻されました。Uちゃんです。
待って、もう行かないでっ。充分あげたでしょ
はなちゃん、鳩にエサあげてる時、どこかに行ってしまってて、寂しい。もう、今日は、エサやりは辞めて、私の話を聞いてっ
その後、何故、全てを兼ね備えた彼女に結婚相手が見つからないのか、と言う、そりゃ私も分かんないよって言う悩みを延々と聞かされたものです。
彼女の良いところは、二袋目までは、やらせてくれる所。もちろん座った途端に何か喋ってて、私も聞いてないんだけど、一応、尊重してくれてるんですね。袋は、大と小があり、もちろん、大。一回怒られてからは、三袋目は我慢です。
どーせ、来週はデート入るだろうから、その時は一人で来るもんね。
なんて思いながら、おしゃべりしたのを思い出します。
その彼女からの年賀状。
子供達も育て上がって来て、自分探し中。
今度、ランチでも。恐らくだが、もー、全て手に入ってるのに、でも、不幸なの、的な、ぐるぐるした会話かな〜。彼女の、旦那様は絵に描いたような方なので。お子様達も素敵。
久しぶりに彼女と日比谷公園に行きたくなりました。今は寒いから鳩はいないのかな。。