都立高校入試と言うものは、教科書の範囲内で出題されるべきもの。と言う大命題があります。


都立高校入試に関しては、内申可算の計算方式や、高校によっては共通テスト問題を使わない自校作成問題があったり、また、私立に合格していても、その後に受験した都立に合格した場合は、そちらに進学にしなければならない→つまり、、都立高校を安全校にはしてはいけない、などなど色々な決まりがあります。


都内の一等地に広い敷地で建ち、ほぼ無料で進学出来る都立高校、、特に偏差値が65くらいを超えて来る学校はとても人気です。


その都立高校入試に、今年度、初めてスピーキングテストが導入されます。再来週が試験日。


私は英語を多少話す大人として模試の試験や、練習問題を一緒に見ましたが、はっきり言って、


物凄い差


が出るテストになると思われます。


話は冒頭に戻りますが、都立高校入試は、教科書の範囲内での出題が大前提。もちろんスピーキングがゼロではありませんが、


学校の授業内容のみ


で、スピーキングテストを受けた場合、恐らく音読部分しか点を取ることの出来ない生徒さんの方が多数、、と言う印象でした。


息子は七月に、英検二級に合格していますが、そのスピーキング部門よりも難しい、と言っています。私は英検は受けた事はありませんが、もしかしたら、一級くらいのスピーキング技能が無いと良い点は取れないのかな、と言うのが、印象です。


今日は、雨が降っていたけど、傘が無かったので、そのまま学校に行ったら、風邪を引いてしまい、家に帰って薬を飲んで寝ていました。


と言う内容の四コママンガが、出て来て、数分以内に、上記の内容を英語で話す。もちろん、当日のテストは、違うシチュエーション。。。当たり前ですが、これを数分で考えて話せる中学生っているのかな?模範回答を聞いたけど、うーん、恐らく帰国子女でも帰国して間もない、くらいじゃないと無理かも知れない、と、思うのでした。


問題を作った側としては、


差を出す


ためなのでしょうが、もし、本番の試験がこの様なレベルであれば、まずなかなか点を出せる生徒さんは居ないのでは。。


都立高校の配点は、複雑な計算方式に基づき1000点満点。スピーキングは、これに20点可算され、今年度は、1020点満点で、合否が出ます。20点、大した事ないよね、と、見えるかも知れませんが、数点の差が合否を分ける高校もある、と言われる中、10点の差があったとしたら、内申点に可算すると、恐らく、1.8科目の内申が一つずつ高い、と言う計算となり、2科目の、内申が1ずつ高い場合は、恐らく、トライ高校を一つ上げてみようか、と言う判断材料になり得ます。そのくらいの重みがある点数の差が、付く可能性って、どうなのかしら。


各団体から、スピーキングテストの結果を今年度は加算しない意見書が出されていますが、貴重なこの時期に中学3年の日曜日のほぼ半日を拘束する事は確定しているので、


なんだろうか。


と、言うのが親の率直な気分。。


受験ってそんなもの、と、言ってしまえばそれまで、ですが、スピーキングテストを公立高校入試に導入するのはせめて全国で統一した方が良いのでは、と、思うのよね〜。