年賀状の季節が近づいてきて、まずは、喪中の確認とか、後、今年、お知り合いになって、良かったらお年賀状を出させて頂きたい方に、お尋ねしたり、と言う、住所録の整備をしなくては、と、思う時期。
あー、もうこんな時期なのね、今年も会いたいって思ってた人に一体何人会えたか。
一人、いつか絶対ゆっくり会いたい人が亡くなった。そんな事もあってか、虫の知らせや、偶然の様な出来事には敏感に、そしてマメに動こうと思う。
半年しか過ごしていない街、京都府長岡京市。私の記憶の中で、とても狭い領域だったこの時の思い出が鮮やかに甦ったのは、実家から、出て来たから、と言う理由だけで、届けられた卒業文集。
そう、私はこの小学校卒業なんだ。半年しか居なかった。
このお告げの様な出来事に真っ直ぐ従うのは、きっと、この中の誰かと、繋がりなさい、と言うことなんだろう。
関東から二学期に入って来た転入生。基本、関西弁が出来ないことで、いじめにあう、と、言われて居たから、相当怖かった。が、クラスのお友達は果てしなく優しく、特に女の子はほぼ全員覚えているくらい。みんな、凄く優しくて仲良くしてくれた。
ある日、学校の帰りに突然、雪が降って来た。古川優子ちゃんと言うハムスターみたいな可愛い子と二人で校庭の真ん中まで走って言って空を見上げた。
わー、雪がキレイ❄️❗️
そして、二人で大声で、抱き合いながら、松田聖子ちゃんの、瞳はダイアモンドの、サビを合唱した。
いーくせん粒のー
雨のやたちー
優子ちゃん、このこと覚えていてくれるかなぁ。私は、カラオケには行ったら必ず歌うし、そしてこの風景を思い出す。
さて、優子ちゃん始め、誰に出そうか。でも女の子は全員名前が変わっているから、ご実家?に旧姓で年賀状を出すことになる。理由をぐちゃぐちゃ書くのが面倒だなあ。
名前が変わってないはずの男の子の方を見てみた。一人、同じ団地の向かい側に住んでて、、毎日一緒に帰っていた男の子がいた。そのまま、ネットに名前を入れてみる。
地元の不動産会社社長、で、出て来る。
まさかね、いや、でも、この人、そーかも。夕方の忙しい時間。勝手に手が動いてとりあえずその会社に電話していた。
もしもし
出て来たのは男性。
すみません、あの、こちらの社長さんなんですけど、〇〇小学校卒業か、なんて、教えて頂けませんよね。
ええ、そうですよ。
え、あの、もしかして。
はい、僕です。
えー、あ、あの、私、〇〇と言いまして、小学校の同級生なんですが。
あー、はいはい、覚えてますよ、背が高くて、転校して来た、え、今、電話して来てくれてるの?
S君?
そうです。もー、おじさんだけどさ〜。なんか、そのS君?って呼び方で思い出したよ、そう呼んでくれてたね〜 何で僕のこと覚えていてくれたの?
毎日、一緒に帰ってたんだよ、同じ団地だから!
あー、そうかっ。集団下校だったもんね。
S君と私とMちゃん、三人でさ、S君が最初に右に曲がってバイバイだったんだよ。
京都に来ることないの?
息子の受験が終わったら、友達と桜見に行く予定。その友達は、大学生まで京都だから友達沢山いるけど、私は高校二年までしか居なくて、あんまり居ないんだよね。
じゃあ、来たら、俺が案内するよ、連絡してっ。
えー、良いの。天満宮と観音様に行きたいなぁ。
今、身長何センチ? 俺は175だけど、追い越してるよね?
え、なんで?
あの時、凄い、大きかったからさ。
小学校、あるあるだ 男子はまだ小さい。
四月に来るならば、会いたい人探してあげるよ、俺は、あれからずっと地元だから。
そーなんだ
探し始めて一発目で、この引き。地元の不動産会社社長さん、顔広いだろう。。市長さんとも知り合いだそう。
電話を切った後、テキストメッセージをくれた。
京都に来る時、連絡してね!
唐突なのにありがとう、探し始めた一発目でS君と繋がれてビックリ。
こちらこそ、僕のこと探してくれてありがとう✨
なんか、心がポカポカした。春の京都旅行を楽しみに、今は、頑張ろうっ。