大学一年の春、学食の前にある広場のテーブルに紙袋が置かれていました。みんなが集まっています。中を見ると、キジトラの子猫が、四匹、入れられていました。色々迷った挙句、みんなで分担して連れて帰ることに。そのうちの一人が私でした。マミオと名付けて、いきなり、一人暮らしの部屋に連れて帰りました。その日はとても寒い日だったので上着の懐に入れて連れて帰りました。
もう、大丈夫だからね。と、話しかけると、黙ってジーッと見つめ返します。やー、めちゃくちゃ可愛いんだけど。よろしくね。マミオとの生活は逃げてしまって一年もありませんでしたが、私の中での動物との暮らしの原点です。保護した、と言うよりは
神様がくれたご縁だった様な。本当に可愛くて、良い猫でした。何より、凄いな、と、思ったのが一緒に暮らし始めて、しばらくしたら、何を考えているのか、分かること。。あれは、中々の体験でした。
ちなみに、マミオと言う名前は、わたしが敬愛してやまない、
向田邦子さんの飼い猫さんから頂いています。