娘が、12歳になりました。


私は元々、流産体質で今の子供達の出産に辿り着くまでに2回流産しています。また、長らく共働きをしていたからか、不妊治療も経験しました。


なので、息子を産んだのも若くはないし、子供も一人でも充分幸せと思っていました。でも、息子が出来てから、やはり兄弟を、と、ダメ元でトライしたら彼女はすんなりお腹に来てくれました。


息子の出産後、退院の際、


貴方は、流産体質だから、もし、二人目の時は子宮口を縛る手術ね、と言われていました。なので、その通り、妊娠4カ月で子宮口を縛り、流産を止める手術を受けました。


縛ってもね、ダメな人はダメで、貴方は多分、妊娠後期は管理入院だね。


先生の予言通り、8ヶ月に入る前に、検診に行ったまま、入院となりました。息子は、私の両親に預けて緊急保育児として保育園に入れて貰い、主人のお母さんが週末手伝いに来てくれました。2ヶ月半の入院、お腹の緊張を緩めて赤ちゃんを押し出さない様にする点滴を繋げながら、ひたすら人間保育器の如く、安静の日々。息子は、刺激になって流産を誘発するかも知れないので面会は、週に30分。まだ、二歳前でした。正規産に辿り着く2週間前からは、おトイレも車椅子で行く様になりました。同時に年齢的な事もあり妊娠糖尿病も少し発症し、流産を止める薬と、糖尿病の薬がケンカしてしまうらしく、主治医の先生は、投薬の量に毎回、頭を抱えていました。


週が進むごとに、薬の量が増えて、筋弛緩の薬なので瞼が開けられなくなってました。もはや音楽を聴くくらいしか無い。食事ももちろん寝たままでした。


今週、過ぎたら、この器官が出来る、後、2週間で肺が出来る、そしたら出て来てしまっても、何とかなる、週ごとに完成する胎児の器官を確認しながら音楽に癒された日々。


そんな事とは関係なく娘は元気一杯にお腹を蹴って、胎児心拍モニターの数値も、


教科書に載るくらいの模範的な数値ね


と言うのが何よりの励みでした。とにかく、ママは動かないで頑張るから、しっかりお腹で育ってから出て来てね。同時に突然一人で、置いて来てしまった息子に会いたくて毎晩夜は一人でベッドで泣いていました。


そんな家族総動員で出産に辿り着いて出て来た娘は笑っちゃうくらいパパそっくり。大きな声で泣きまくるので、将来は声を使う仕事が良いね、と言われたり。


そんな娘ちゃんが、もう、12歳。


寝る前に、私の胸に頭埋めて、


ママ大好き


と言いながら、おしゃべりが止まりません。親バカだけど、他の誰よりも可愛くて素敵な女の子。


私は、疲れたらクマになりやすいけど、


ママ、そんなにクマじゃないよ、でも、分かるわ、自分は人がそう言っても気になるよね。


など、ふっつーの大人の会話もしてくれる様になりました。


元気で産まれて来てくれたこと、そして素敵な12歳の女の子に育ってくれたこと、


ありがとう


先日、天然全開の娘が、お友達に言われたこと。


娘ちゃんのお母さんは、良いなぁ、こんな可愛い子と、一緒に暮らせて。


これまた、こんなこと言ってくれるの、素敵なお友達ね〜✨


うん、ママは貴方の様な素敵な女の子のお母さんでいられてとても幸せです。本当にありがとう。


そして、大人の入り口の12歳の

お誕生日、本当に

おめでとう㊗️🎊🎈