この制限が延々と続く日々に、気持ちが萎えて来ますね。一月に宣言が出た時に、恐らく、オリンピックまで似たような感じなのかな、と、前から思っていたけど、本当にそうなって来た。

ビジネスのスローダウンはもちろんのこと、人との交流や学びがこんなにも長く制限された事は歴史上でも珍しい。

どうやって自身のバランスを取るのか、が、難しい。まー、そこまで気にしなくても大丈夫だよ、なんて話してると、そこそこ近い人が、罹患したりしていて、気が抜けない。

安室奈美恵さんが引退する時に、「皆さんの側に素敵な音楽が常にあります様に」と言うのが最後の言葉だった。辛い時、しんどい時、音楽は気持ちを落ち着かせたり、高揚させてくれたりする。簡単に自身のセンタリングが出来るものの一つ。

それと、私は出来るだけ芸術に触れ合うようにしている。これは、音楽よりも、も少し行動力が必要なんだけど、やはり効く。以前、石岡瑛子さんの個展に行った後、相当しばらく、色んな想いや考えが、思ってもみない方向へ行って、とてもリフレッシュした。そう、どこにも今、行けない分、頭の中でトリップする。行き先やきっかけを作ってくれるのが芸術なのかも知れない。音楽を聴いたりするよりも能動的で、自分で入り込む作業が入るから、より、戻って来た時の爽快感がある。

音楽や芸術。言葉を話し、思考する動物、人間が、「らしく」生きるためには、食べ物と同じくらい大切なものだと思う。特に今のような時代には。