家族で泊まった時、
朝ごはんは、パン?ご飯?と聞かれたから、
パンでお願いします、って言ったら、
パン、3枚しか無いわよ
→我が家は四人家族
あ、じゃあ、私はごはんで良いです
ってのが、ママ友に話す姑さん
あるあるの鉄板だった。
そんなお母さんが突然末期癌を宣告され
2ヶ月半で亡くなった。
抗がん剤治療入院、ホスピス探し、
雑用。。コロナ渦中の面会コントロール。
その間のラインを遡っても、
頼まれた事の報告ばかり。
迷惑掛けてごめんなさいね。お父さんと
主人をよろしく頼むわね。
と、何度も言われたけれども、私は、
はい、分かりました
と、答えるばかりで、
お父さんのことはご心配なく
とか、
私には過ぎる人との結婚を許してくれて、
ありがとうございます
とか、
子供達の優しいおばあちゃんで
居てくれてありがとうございます
とか
そんな言葉が出てこなかった。
今、霊媒師の人がお母さんをよんでくれても、
まーだ、言えないかも知れないな。
実感が湧いてない。
49日は、生花のリースにした。
仏花なんてお母さんは嫌い。
オシャレなお花屋さんで、
リバティ柄風に、と、イメージを伝える。
試作の花束を作ってくれた。
淡い色合いの小花、
木の実とか入っててグリーンがメイン。
そうそう、正にこんな感じでお願いします
と、しばらく見ていたら、
涙が止まらなくなった。
好み、ここまで把握してたんだ、私。
母の日や贈り物で積み上げて来た知識。
同じ年頃の店長さんは、一緒に泣いてくれた。
先日、リースを飾ったお墓の写真を見せがてら、
お墓参りの花束を注文しに行った。
もう、打ち合わせはいらない。
じゃあ、取りに来ます、で、
花束見て、また泣きますね〜
と言うと、店長さんは、
私も貰い泣きしますね〜
と笑ってくれた。
去年の年末は、お正月の段取りや、
誕生日を迎える娘のプレゼントなどで
頻繁にお母さんとやり取りする。
でも、それが無くなりおじいちゃんに
おせちは何が好きか聞くくらい。。
朝、起きると、ふと、話したくなる。
そして、起きながら静かに泣いたりする。
あんまり好きじゃなかったのに、
泣いてくれてありがとう、と主人は言う。
男の人は、中々泣けない。
その分、私から涙が流れてくるみたい。
亡くなった人を偲ぶ、って、
こう言う事なのかな。