わたしが嬉しかったな、楽しかったな、好きだな、美味しかったな、心地よかったな…
そんなことを“本当に”感じた場所やものなどをアルバムがわりに記しています。
もし気になったものがあって、それについて詳しい説明が必要な方がいらっしゃいましたら、上手素敵にまとめておられる方がたくさんいらっしゃるので、ぜひそちらをご覧くださいね
紅く色づく山々とのコントラストが美しい(2021/11/13)
ちょっと東京まで足を伸ばして
対馬(長崎県)のフードロスを解決するためのプロジェクトのキックオフイベントに参加してきました。
対馬 GOOD EAT PROJECTは
音楽業界きっての料理好きで知られる伊地知潔さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION、PHONO TONESのドラム担当)が
長崎県の離島・対馬のお悩みを食で解決するために
GOOD EAT CLUBと一緒に立ち上げたプロジェクトです。
対馬でうまく活用できていなかったもったいない食材を使ったアイディア商品を届け
みんなでおいしく食べることで
対馬の魅力と出会えて、対馬の自然を守ることにもつながる
そんなプロジェクトを目指しています。
参照元 : https://goodeatclub.com/vendors/good-eat-project
イベントでは
対馬のプロジェクトメンバーの方もオンラインで参加されての
伊地知潔さんによるトークショー・料理ライブ
商品化された「お魚餃子・ジビエ餃子」「ジビエ(鹿肉)カレー」「たたっこ」と
この日用に作られた「ジビエ(猪肉)のメンチカツ」も食べることができました。
個人的に一番好きだったジビエ(鹿肉)カレー
スパイスだけで作られてるのかなと思ったら
まろやかさやコクなどが特徴の欧風カレーの作り方を取り入れているそう。
こちらから購入できます。
メンチカツでいただいた猪肉も肉肉しくて美味しかったです。
猪肉は、豚肉と似ていると言われますが
低カロリーでたんぱく質、ビタミン、鉄分など栄養価が圧倒的に高い。
現在、対馬では、人口3万人に対して、鹿が4万頭、猪はもっといるそうです。
昔、肉食が禁じられていた頃でも、猪は貴重なタンパク源として狩猟されていたけれど
何でも簡単に手に入る現代では、滅多に食すことがないですよね。ハンターも少ない。
すると害獣被害もどんどん広がっていく。。。
そして、漁獲できる魚の種類が日本一の長崎県ですが
その多くが対馬周辺の海域で獲られています…が、近年、獲れなくなってきているそう。
原因は、海藻を魚が食べ尽くして海底が砂地になってしまう「磯焼け」
海藻を食べ尽くす「食害魚」と呼ばれるイスズミやアイゴが温暖化の影響で一年中活発に活動するんだそうです。
その食害魚「未利用魚」を使って、今回 餃子や郷土料理でもある〝たたっこ”をアレンジしたものが作られています。
対馬の変化・現状のお話しを聴きながら
何故フードロスが出でしまうのかという『根本原因』を知らないと
本当の意味で解決・改善はできないんだなとあらためて思いました。
今、暮らしている糸島でも、身近なところで山や海など自然の恩恵を沢山受けているのに
磯焼けのことなどもよく知らなくて恥ずかしかったなぁ…反省。
イベントの翌日にも、10週連続でガソリンが高騰し、食品の値上げもラッシュという話題を目にしましたがこういうこととも繋がってるんですよね。
私は長崎生まれ・長崎育ちですが、昨年の春に初めて対馬を訪れました。
また近いうちに行ってみようと思います。