ブログ、ケータイ、ファッション、すべてを飲み込んで“ギャル発信”ヒットはまだまだ続く | 最新音楽事情★

ブログ、ケータイ、ファッション、すべてを飲み込んで“ギャル発信”ヒットはまだまだ続く

Yahoo!ミュージック掲載記事 トレンドレポート
http://magazine.music.yahoo.co.jp/rep/20090730_001/

 10代から20代前半の女の子のあいだでは局地的なヒットなのに、ほかの世代や男性にはイマイチ「?」な「なんといきなり着うた1位!」なんて曲が、このごろ驚異的に多いと思いませんか? 最近では「正体不明のギャルユニット、デビュー曲がレコチョク1位獲得」と、ネット配信ニュースやスポーツ紙をにぎわせたJulietが象徴的。限定された世代からの圧倒的な支持、その秘密のキーワードはやはり“ギャル”にあったのだ。

マルキューとケータイ大好きな“ギャルによるギャルヒット”
 楽曲『ナツラブ』配信前のインフォメーションは「海と109が大好きなマイコ、ユミ、ハミの3人の女性からなるギャルユニット」のみ。が、同曲が6月24日に先行配信されるや、フツウの女子の恋の悩みなど、リアルな歌詞と曲のよさで、わずか1週間で10万近いダウンロード数を記録。同時期に、今作の歌詞の一部を手がけ、雑誌「popteen」などで活躍するカリスマモデル・小森純がブログで自身の失恋話を書いたことでさらに人気爆発。ファッション、コスメ、ケータイをはじめ新たな「カワイイ」や「使える!」の発信だけでなく、案外(失礼!)しっかりした生き方を体現している彼女たちは、以前のようにギャルギャルしい女の子以外にとっても共感できる存在といえる。ここまでだけでも、「顔を出さないほうが飽きられない」、いわゆるGReeeeN的覆面方式と、今やどんなスターよりも若い女の子にとって、あこがれかつ身近な存在であるティーン / ギャル誌モデルという2大コマンド(武器)を効果的に使っていることがわかる。

 加えてJulietの新しさは「ロミオがジュリエットをプロデュース」するという語呂合わせのような事実。“ロミオ隊”と称するプロデュースチームもまた、現役ギャルモデルやママモ(ママモデル)、ギャル男風のメンズモデルたち。渋谷、マルキュー(109)、ケータイが日常のツールだったり、話題の中心である同世代の女の子が見逃すワケがない、というヒットの仕組みがJulietの爆発的ブレイクの裏にはあったのだ。話題の『ナツラブ』のCDリリースは8月5日。パッケージでもロミオ隊のセンスが発揮されていることだろう。