Zombie should not run. -3ページ目

書き物の話

作文とか図工とか、一人で完結できる作業が好きな子供でした。
逆にみんなの前で発表したり歌を歌ったり、そういうことがとにかく苦手で。

大人になった今ではだいぶ治っていますが、
今でも仕事でお客さんに電話したり、会議の席で発表する時は、
頭の中でちゃんとした答えを用意しておかないと緊張で潰れそうになります。

そんな子供だったもので、当然、
成長する中でそうならないように準備する術を覚えました。

「こんなこと聞かれた時のうまい返し方は」
「こんな状態に陥った時のうまい逃げ方は」

そんな1つ1つのシチュエーションに備えて、全てに完璧な答えを考えて。
思い返せば難儀なことです。
今だとネットでちょちょいのちょいで調べれるのに。

でも、その作業はそんなに苦にならない作業でした。
急には言えない気の利いた言葉でも、
頭の中だと好きなだけ時間をかけて練り込むことができる。
ええ…この頃は締切という概念がなかったので。


頭の中にそうした幾つもの言葉をストックして、
使いやすいように項目ごとにファイルに分けて、
類似したファイルを同じ棚に順番に収めて、
いつしか、頭の中には小さな図書館ができあがっていました。

暇なときはその図書館にこもって、
自分の作った言葉を読み返したり、
細部を推敲したり。


そうやって幾つかの言葉を眺めているうちに、
今度は言葉と言葉が繋げてみたくなりました。
図書館の中に新しい棚を作りました。


「物語」の棚。著者は自分。


その物語を何度も読み返して、推敲して、洗練して。
もう直す所がなくなったときに、この物語を誰かに読ませたいと思いました。

その物語を脚本の形式に直して、とあるテレビ局の脚本大賞に応募しました。
結果は、最終選考まで残って落選。


でも、得たものがありました。
初めて、自分以外の人にもらった感想。
それを図書館の掲示板に貼りました。

物書きを仕事にしようと決めたのは、その時だと思います。


作文とか図工とか、一人で完結できる作業が好きな子供でした。
でも、一人で完結したかった訳じゃなくて。
想像力を働かせて、
じっくり時間をかけて、
人の心を動かすものを作りたかったんだなぁって、
ようやくそこに気づいたからです。


そこが物書きを目指した原点なのかもしれません。


たまに迷う時は、図書館の掲示板に増えた幾つかの感想を読みに行きます。
そしてその時の気持ちを思い出しては、
目の前の原稿に向かうのです。

夏の話


部屋がムンムンしてます。
パソコンのハードディスクが凄まじい熱風を出しています。
もう夏ですね。
すぐにでも蝉の声が聞こえてきそう。


引越しはずいぶん前から考えているのですが、
木造の平屋で良いので一戸建ての家に住みたいと思っています。
縁側がどうしても欲しいので。


それと小さめでもいいので、何種類かの植物を植えれる程度の庭。
季節によって違う葉を茂らせた緑が影を作って、
近所の猫のたまり場になってしまえばいいのに。


暑い日はバケツを水で満たして、足を突っ込んでは猫を眺めて。
冷蔵庫で冷やしたやつじゃなくて、薬缶で冷ましたぬるい麦茶を飲んで。
鉄製の風鈴がそよ風に長い音色をたてて。
長く伸びた飛行機雲が、青空をまっぷたつにして。


飼猫はこちらには一瞥もせずに台所の板の間に向かう。
この家の一番涼しい場所を知っているからだ。
夏は人間もパソコンも暑いから近寄ってこない。
冬になったら勝手に布団に潜り込んでくるのに。


そんな庭に面した畳敷きの和室にちゃぶ台を置いて
MacBookでコトコトと原稿を書く。


ちりん。



ふと部屋の隅を見たら、まだ湿った水着が丸めてありそうな錯覚。
塩素の匂いが鼻をつく。
記憶は匂いを呼び起こす。


近所からカレーの匂いが漂ってきて
今度はプール帰りに母が作ってくれたカレーを思い出した。
逆もあるのかもしれない。


あの味を再現しようとして料理に凝った時期もあったけど
いつの間にかやめてしまった。


今度の休みに作ってみようかな。




そんな空想をする博多の夜。
ただいま出張中です。


何が言いたいかというと、
そんな夏がすきー。


黒猫不動産の話


随分前に収録したものですが、
脚本を担当させていただいたラジオドラマが放送されます。


1月に収録は終えていたのですが、

諸事情で放送が遅れてしまい6月の放送になってしまいました。
参加していただいた役者さん、遅くなってごめんなさい・・・。


幽霊とか、都市伝説とか、廃墟とか・・・あと猫とか・・・。
そんな大好きなエッセンスを散りばめた話です。
最初は紙の上だけで、のほほんと作った物語でしたが、
役者さんにキャラに命を吹き込んでいただいて、
流れのある素敵なドラマに仕上がりました。

蒸し暑くなってきた季節にぴったりの怖い話(?)
よろしければぜひご視聴ください。



「廃墟貸します!黒猫不動産」


◯あらすじ

民俗学ゼミで都市伝説を研究する大学生の尋樹は
怪しげな不動産屋「黒猫不動産」に物件を紹介されるが、
そこは幽霊が出ると噂のある心霊スポットで・・!?


エフエム熱海湯河原(Ciao!)内の、
TokyoAnimeRadio(毎週日曜 16:30~17:00)
という番組内のラジオドラマコーナーで放送されます。


第1話 6月5日
第2話 6月12日
第3話 6月19日
第4話 6月26日


放送はサイマルラジオでインターネットからも視聴できます。


Ciao! 79.6Mhz エフエム熱海湯河原
http://www.ciao796.com/


サイマルラジオ
http://www.simulradio.jp/


よろしくお願いいたします。。
(*ΦωΦ)




たまにはブログ書けと方方から言われますので
告知だけじゃなくブログもちゃんと書こうと思います。
まずは週1目標で・・!



はじめまして。

次回の更新は2011年12月頃を予定しております。