ワンルーム
まずは、マンション(ちなみに韓国はマンションのことをアパートと言います)のワンルームですが、留学生や社会人ともに借りる頻度が高いですね
契約期間は2年単位のところが多いので、正規留学される方をはじめ、本当に長期で滞在する方向けですが、韓国でマンションの一室を契約する場合は、契約時に一定金額の保証金を支払い、プラス毎月の家賃を払うというシステムであるところが一般的です
なお、退去時に何も問題がなければ保証金は返金されるのですが、ごく稀に保証金を返さないといった悪どいことをやる家主もいるので、そのようなことがないよう不動産会社で契約するのが最も安全ですよ
ちなみに私は不動産を仲介せず、直接的に契約をして、保証金もちゃんと返ってきたのですが、あまりおすすめはしません
あと、上記の保証金+毎月の家賃支払い(これをウォルセといいます)のほかにも、チョンセという家賃制度があるのですが、これは一定の大きな金額を家主に預け、契約が満了になれば全額返金されるというシステムです
ただ、毎月の家賃を支払うことに慣れている日本人にとっては、数千万円単位のお金を家主に預けるというのはあまり現実的ではないので、ワンルーム契約の際はウォルセで借りるのが無難ではないでしょうか
下宿
あと、主に留学生向けですが、下宿で生活するという方法もあります
下宿の場合、ワンルームとは違い保証金が不要なところが多く、毎月の家賃のみ支払いをすればいいので、住むハードルは低めです
さらに、下宿だと食事がつくので(基本的には朝と夜の2食)、自炊がいらないというのも大きなポイントではないでしょうか
コシウォン
そして、韓国の独自の住居形態としてコシウォンというものがありますが、コシウォンというのは元々、受験生が勉強に集中するために一時的に住むところでした
今となっては、受験生でなくても、幅広い目的でコシウォンに滞在をされる方も多くなりました
基本的には下宿と同じで、保証金なしで1ヶ月単位で気軽に借りることができるのですが、比較的部屋は狭く(3～4畳くらい)、窓なしのところもあるため、長期滞在にはあまり向かない住居形態ですね
ゲストハウス
次にゲストハウスですが、こちらは1日単位で借りられるところもあり、安く滞在したい旅行者の方にも人気の住居形態です
また、長期で滞在する場合は宿泊料が安くなるところも多いので、語学堂に通う子たちはゲストハウスに滞在している子も多いイメージでした
ゲストハウスは比較的宿泊者同士の関わりが多いので、ホームシックにかかりやすい方はおすすめの住居形態です
寄宿舎
そして、留学生にとっては寄宿舎が最も利用率が高いのではないか、と思いますが、何よりも学校の敷地内にあるので、学校までの移動が便利ですね
特に初めて留学をされる方、交換留学生の方は韓国についてまだ分からないことも多いので、寄宿舎が無難でしょう
学校によって部屋のタイプ(1人1室なのか、それとも2人1室なのか、など)が違うので、ご自身のライフスタイルに合わせたタイプを選ぶのがいいですよ
また、寄宿舎は規則があるところも多いので、もう少し自由度の高いところを求めて、一定期間住んだ後はワンルームなど、別のところに引っ越す方もいらっしゃいます
まとめ
以上、日本人の利用度の高い韓国の住居形態について紹介していきましたが、ちなみに私は上記全ての住環境を経験しました
なんだかよく分からないのですが、頻繁に立ち退きを余儀なくされ(再開発、契約満了など…)、引っ越しは多く経験したんです
ちなみに私の場合、
・語学堂時代: 寄宿舎⇒コシウォン
・語学学校&また語学堂に通っていた時代: ゲストハウス⇒コシウォン
・大学院時代: コシウォン⇒ホームステイ⇒下宿⇒ワンルーム(厳密にいえばツールームです)
と、本当に移動が多かったんだけど、長期(1年以上)で滞在する場合は圧倒的にワンルームが快適です
もちろん、短期の滞在や、その他の事情でワンルームを借りられないという人もいらっしゃると思いますので、その場合は上記のニーズを参考にして住居を選んで下さいね
また、余程なことがない限りコシウォンはおすすめしないので(部屋が狭いほかにも壁が薄くプライバシーがないというデメリットは大きいです)、基本的にはコシウォン以外の住居形態で探してみて下さいね